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W杯男子レイクプラシッド個人戦 コスが初優勝、小林陵侑2位

作成: 10.02.2024 19:17 / hn

2月10日(土)、ワールドカップ男子レイクプラシッド大会(アメリカ)でラージヒル個人戦(ヒルサイズ128m)が開催され、スロベニアのロヴロ・コスがワールドカップ初優勝を祝った。
2位は日本の小林陵侑、3位はノルウエーのマリウス・リンヴィクだった。

ロヴロ・コス(24歳)はますます調子を上げている。今シーズンが始まって以来、どんどん良い結果を出していたコスは、2週間前のスキーフライング世界選手権ではスロベニアチーム代表として参戦した団体戦で金メダルに輝き、今日は待望のワールドカップ(W杯)初優勝を喜んだ。

Marius Lindvik

 

コスと2位の小林陵侑との差はわずか0.8点、その更に0.3点差でマリウス・リンヴィク(ノルウェー)が肉薄していた。

Ryoyu Kobayashi

 

1回目が終わった時点ではまだ6位だったコスは、「自分が今日優勝できたなんて本当に驚き。ファイナルジャンプの後でも優勝できるなんて全く思っていなかった」と、インタビューに答えた。

Lovro Kos

 

オーストリアからはミヒャエル・ハイボックダニエル・フーバーが4位・5位に入った。
ポーランドのアレクサンダー・ツニショルが6位、前年の勝者アンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)は7位だった。

 

アンドレアス・ヴェリンガーは試合後に「今日の自分のジャンプはとにかくうまくいかなかった。本当ならもっとうまくできるのに」と、自分自身に苛ついた様子で話した。

 

ドイツチームのフェリックス・ホフマンは好パフォーマンスを見せて11位、カール・ガイガーが12位に並んだ。

 

今日の試合で思うような展開とならなかったのは、現在W杯総合首位のシュテファン・クラフト(オーストリア)だった。 早朝のトライアルラウンドでは圧倒的なパフォーマンスを見せ、本戦1回目でも首位につけていたクラフトだったが、2回目のジャンプではコンディションにも恵まれずちょっとしたミスもあって24位に終わった。

クラフトは、「ジャンプも良くなかったし、コンディションも悪いのに当たってしまった」と、残念がった。


オーストリアのヘッドコーチ、アンドレアス・ヴィドホルツルは、「踏んだり蹴ったりだった。クラフトが圧倒的にそして余裕で優勝できると思っていたから、こんな風になるとは思ってもいなかった。今はとにかく切り替えていくしかない」と、説明した。

 

それでもW杯総合ランキングでは引き続きクラフトが首位(1,136ポイント)となっている。2位のアンドレアス・ヴェリンガー(今日の7位、総合987点)とは149点の差だ。総合3位には小林陵侑が976点で続いている。


早くも今日(10日)の夜、現地時間17:00・中央欧州23:00(日本時間 翌7:00)にはレイクプラシッド大会の2試合目となるスーパーチーム戦が開催される予定となっている。

 

全リザルト

 

ギャラリー

Lake Placid Freitag
10.02.2024 07:18
Lake Placid Ind Saturday
10.02.2024 21:29
Lake Placid Super Team
11.02.2024 07:31
LAKE PLACID SUNDAY
12.02.2024 11:14

統計

最長不倒
133.0m
Lindvik, Marius (NOR)
最短ジャンプ
95.0m
Campregher, Andrea (ITA)
平均飛距離
115.5m
K点越えジャンプ
65.0%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
8
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Kos, Lovro
-
Slowenien
28.01.24
Prevc, Nika (SLO) Ljubno