01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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2月5日(日)、ワールドカップ・ヴィリンゲン大会(ドイツ)で男子個人第2戦が開催され、1本目では7位だったアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)が素晴らしい追い上げを見せて優勝した。
2位は日本の小林陵侑、3位はスイスのグレゴア・デシュヴァンデンだった。
ヴィリンゲンのミューレンコップフ・シャンツェは前日同様、5日(日)も降りしきる雨と全方面から吹く風に見舞われ相当難しいコンディションだった。
これほどの悪天候にも関わらず、ミューレンコップフ・ジャンプ台に集まった1万人以上の観客は最後まで試合を見守った。
ドイツのヘッドコーチ、シュテファン・ホルンガッハーは、「今日は本当にお客さんが英雄だった。こんな天気の中でも最後まで応援してくれて一緒に盛り上がってくれて素晴らしかった」と、会場の雰囲気に感動した様子で話した。
観客はスポーツの中身としても、風と雨にも負けない上々のパフォーマンスを目の当たりにすることができた。
ファイナルランドで、アンドレアス・ヴェリンガーは会心のジャンプを見せて、その後に飛んだ全員を抑えた。
最終的にヴィリンガーは、いつも通り圧倒的なジャンプをおさめた小林陵侑にわずか2点差で逃げ切った。
ヴェリンガーは、「今週末は厳しい大会だった。昨日はちょっとイライラしたけど、今日は2本の凄いジャンプができた。2本目では良い風に当たってそれを生かせたから首位になれた。上のスタートバーに座った時には、もしかしたら表彰台には上がれるかもしれないけど、優勝はもう絶対無理だと思っていた。ヴィリンゲンのボランティアの方々の尽力は素晴らしかった。この悪天候の中、ジャンプ台をこんなに良く整備できるのは本当にすごいこと」と、勝利後のインタビューに答えた。
小林陵侑は今週末2試合連続で2位入賞を果たし、「今週末の大会の成績に満足している。今はもう次のことを考えていて、2週間後の札幌でのホームゲームを既に楽しみにしている」と、話した。
スイスのグレゴア・デシュヴァンデンは3位入賞を喜び、「何週間もの試行錯誤を経て、今日やっと本当に良いジャンプを2本揃えることができて、ものすごく嬉しい。ここ数週間、力みがちだったけど今日はようやくうまくいった」と、コメントした。
オーストリアの今日のトップはダニエル・チョフェーニックで4位だった。前日は39位に終わったシュテファン・クラフトは、今日は6位となった。
今日一番の悲劇の人となったのはポーランドのアレクサンダー・ツニショルだった。ツニショルは1回目が終わった時点では首位につけていたが、2回目では伸び切らず8位に順位を落としてしまった。
来週末には個人戦2試合とスーパーチーム戦が行われるW杯レークプラシッド大会(アメリカ)が開催されることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。