01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
全リザルト » |
一週間前、第72回ジャンプ週間の全4試合で2位となり総合優勝を決めたばかりの小林陵侑が、1月14日(日)ワールドカップ男子ヴィスワ大会(ポーランド)の個人戦で、今シーズン初めての勝利を祝った。
今日の2回目はドラマチックな展開で、小林陵侑はオーストリアのシュテファン・クラフトを2位に、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーを3位に押さえて優勝を決めた。
1回目では5位だった小林陵侑だが、ファイナルラウンドで素晴らしいジャンプを決めて首位まで追い上げた。
2018/19と2021/22シーズンの2回、ワールドカップ(W杯)総合王者となっている27歳の小林陵侑にとって、W杯通算31勝目だ。
小林陵侑は、「とても良いジャンプを2本揃えられた。特に2回目のジャンプはうまくいった。今日満足いくジャンプができて嬉しい。ここポーランドでは、とても気分よく過ごせる」と、インタビューに答えた。
2位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。先週クラフトは風邪にかかり、まだ少し弱った状態での参戦だった。
クラフトは、「火曜(1月9日)以降、本当に調子が悪かった。今朝からはちょっとエネルギーが戻ってきて良かった。今日の自分のジャンプに誇りを持って良いと思う。先週の体調不良を思うと、こんなにうまくいったのはほとんど信じられないこと」と、話した。
クラフトは今日の2位入賞で通算108回目の表彰台入りとなり、ヤンネ・アホネン(フィンランド)が持つ最多記録に並んだ。
「この統計で、スキージャンプの神様ヤンネ・アホネンの最高記録に並べたなんて信じられない。これは僕にとって本当に特別な意味のあること」と、喜んだ。
今日の3位は、現在ドイツトップのアンドレアス・ヴェリンガーだった。前日に144.5mの夢のようなヒルレコードを打ち立てたヴェリンガーは、今日も好ジャンプを収め、「ヴィスワでの自分のジャンプにとても満足している。高レベルのジャンプができた。風が変わりやすくて審判団にとってもかなり難しい試合だったと思う。厳しい試合だったけど、今日僕は良い仕事ができて満足している」と、話した。
W杯総合首位争いは、小林陵侑、アンドレアス・ヴェリンガー、そして今日2位だったシュテファン・クラフトの三つ巴の闘いに発展している。
現時点で、クラフトが989ポイントで引き続き首位、2位がアンドレアス・ヴェリンガー(757ポイント)、3位の小林陵侑が691ポイントで迫ってきている。
今日のヴィスワ戦は、難しい風に悩まされ数々の中断を余儀なくされたが、スロベニアの2人ロヴロ・コスとペーター・プレウツは4位・5位に並び、スロベニアチームはポーランドツアー総合ランキング首位の座を守った。
今日の試合を終えた時点で、スロベニアが1,558.4ポイントで引き続きポーランドツアー総合首位、2位のオーストリアには51.2点差、3位のドイツには74.4点差となっている。
オーストリアからはクラフトの他にも6位〜8位にヤン・ホアル、ミヒャエル・ハイボック、マヌエル・フェットナーの3人が並んで、今シーズンに入ってから何度も見せているチームとしての強さを裏付けた。
次のW杯男子の試合は、早くも1月17日(水)に開催される。
今日試合が行われたヴィスワから、車で約20分の距離に位置するシュチルクが次の会場となる。
シュチルクでは、「ポーランドツアー」3試合目となるノーマルヒル1戦が予定されている。
そして週末(20日・21日)には「ポーランドツアー」の最終地ザコパネで、W杯2試合が開催されることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は-8時間です。