01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月29日(金)、第72回スキージャンプ週間の開幕戦がドイツ、オーバーストドルフで開催され、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが優勝した。ハイレベルな試合で、2万5千5百人の観客が盛り上がる中、ヴェリンガーは日本の小林陵侑を2位に、優勝最有力候補のシュテファン・クラフト(オーストリア)を3位に抑えた。
勝利後のインタビューでヴェリンガーは、「ここで起こった全てのこと、その一瞬一瞬が素晴らしくて言葉に表しきれない。今日の会場の雰囲気、僕のジャンプの質、聞いたこともないようなドイツ国歌の大合唱、その全てが今日はとにかく素晴らしかった。(首位を示す)緑のラインがよく見えなかったから、最初は勝てたかどうか不確かだったけど、ジャンプがうまくいったのは分かった。その後、1位と表示されて最高の瞬間になった」と、喜びを伝えた。
28歳のヴェリンガーにとってワールドカップ(W杯)通算6勝目、ジャンプ週間の枠内では初優勝となった。
ヴェリンガーは今日の勝利で、2位の小林陵侑に3点の差をつけてジャンプ週間総合首位となっている(ヴェリンガーが309.3点、小林が306.3点)。
ドイツのヘッドコーチ、ホルンガッハーは、「アンドレアス・ヴェリンガーの今日の1本目はものすごく良かった。アンドレアスの今季一番のジャンプだったと思う。2本目のジャンプではサッツが少し甘かったが、飛行中にまた盛り返した。今晩さらに詳しく分析するつもりだけど、今はみんなアンドレアスが優勝できてものすごく喜んでいる」と、ヴェリンガーの成功を讃えた。
2位の小林陵侑は、「良いタイミングでまた好調さを取り戻すことができた。今日はとてもうまくいった。月曜(元旦)のガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦でも引き続きこの調子でいけると嬉しい」と、話した。
総合優勝への期待が高まるシュテファン・クラフトは今日の3位入賞について、「上位2人の今日のジャンプはとても素晴らしかったから、当然の好成績だった。僕にとって3位入賞は上々の成績。アンディ(ヴェリンガー)は、今シーズンに入って何度かほとんど勝てそうな時があったから、今日は勝つべくして勝った。それに、今日この会場の盛り上がりを僕が台無しにすることにならなくて、ちょっとホッとしている。今日の熱気は本当に特別だった」と、語った。
スロベニアのロブロ・コスが4位に入り予想以上の好成績となったが、もともとの実力もあり、これから続くジャンプ週間でもっとびっくりさせてくれるかもしれない。
ノルウェーの今日のトップマリウス・リンヴィクは5位だった。
ドイツチームからはヴェリンガーの他にもフィリップ・ライムンドが6位、カール・ガイガーが7位、ピウス・パシュケも11位に入り、優秀な団体成績を収めた。
日本チームは、2位の小林陵侑の他に、二階堂蓮が16位、小林陵侑の兄・潤志郎が29位に入った。竹内択は43位だった。
第72回ジャンプ週間は、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン(ドイツ)へと舞台を移し、大晦日(日曜)の予選、そして元旦(月曜)の本戦へと続く。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。