01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月16日(土)、ワールドカップ・エンゲルベルク大会(スイス)で男子第1戦が開催され、ドイツのピウス・パシュケが驚きの勝利を挙げて会場を沸かせた。パシュケは1本目ではまだ6位につけていたが、2本目で素晴らしい追い上げを見せた。2位はノルウェーのマリウス・リンヴィク、3位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。日本の小林陵侑は、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーと同点で12位だった。
10年以上ワールドカップ(W杯)に参戦しているピウス・パシュケだが、世界のトップレベルに上がってきたのは今季に入ってからだ。
フィンランド、ルカでの今シーズン開幕戦で2位となり、その後今季の全試合でトップテン入りを果たしている。W杯総合成績では3位につけていて、そして今日33歳のパシュケにとっての初優勝となった。
パシュケは、「今日優勝することができて本当に素晴らしい。今シーズンは最初からうまくいっているし、ここのジャンプ台がとても好き。今週末のこの大会で何かしら果たせるかも、とは思ったけど、優勝できるとは!」と、圧倒された様子でインタビューに答え、「これから夕飯になるから、チームのみんなとビールでお祝いだ」と、喜んだ。
ドイツのヘッドコーチ、ホルンガッハーは、「今日はスリリングで波乱に満ちた試合だった。ピウスは今日のベストジャンパーだったし、勝つべくして勝った。ピウスの2本目は想像を超える素晴らしさだった」と、語った。
ノルウェーチームからは、オリンピックメダリストマリウス・リンヴィクの2位を筆頭に、ハウヴォル=エグナー・グラネルードが4位、
ヨハン=アンドレ・フォアファングが6位、クリストファー=エリクセン・スンダルも7位に入り、開幕当初の不振を一掃する目覚ましい強さを見せた。
スロベニアのアンツェ・ラニセクが5位、ティミ・ザイツも9位で納得の結果を収めた。
開催国スイスのグレゴア・デシュヴァンデンは8位で好成績となった。
ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーは1本目が終わった時点では首位につけていたものの、2本目が上手くいかず12位に終わった。
日本チームからは、小林陵侑がヴェリンガーと同点で12位、二階堂蓮が17位、小林潤志郎が25位、竹内択は30位に入った。
ドイツのカール・ガイガーは、先週末のクリンゲンタール大会で2連勝を飾ったが、今日は20位だった。フィリップ・ライムンドの1本目は強いジャンプだったが、スーツが規定外とされて失格となった。
ポーランドチームは引き続き不調で、一番良いカミル・ストッフでも21位、ピオトル・ジワは22位だった。
W杯総合成績では、引き続きオーストリアのシュテファン・クラフトが計569ポイントで首位、2位にはアンドレアス・ヴェリンガーが402ポイントで続いている。
エンゲルベルク大会の男子第2戦は、12月17日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。