01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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ほとんど6年ぶりにアンドレアス・ヴェリンガーがスキージャンプ・ワールドカップ(W杯)でまた勝利を飾った。
2月11日(土)にレークプラシッド(アメリカ)で33年ぶりのW杯となる個人戦が行われ、バイエルン出身のヴェリンガーが優勝し、日本の小林陵侑が2位、3位はオーストリアのダニエル・チョフェーニックだった。
ヴェリンガーにとってはW杯通算4勝目だった。
冬季オリンピックが1932年と1980年に行われたレイクプラシッドでは、久々のW杯を迎え、好天に恵まれた。
太陽が降り注ぐレイクプラシッド・ジャンプ台(ヒルサイズ128m)には1万人以上の観客が集まり、選手たちは難しいコンデイションの中でも素晴らしいショウを繰り広げた。最後にはアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)が、2017年12月のニジニ・タギル大会以来の勝利を達成した。ヴェリンガーは1本目では5位につけていたものの、ファイナルラウンドで強いジャンプを収めて優勝を決めた。
日本の小林陵侑は1本目が終わった時点では首位につけていたが、ファイナルでヴェリンガーには及ばなかった。ヴェリンガーは129mと125.5mで合計264.5ポイントをマークし、2位の小林陵侑は256ポイント、ダニエル・チョフェーニック(オーストリア)は、そのわずか0.6点差(255.4ポイント)で3位となった。
ヴェリンガーは「なんて言ったらよいか、今日起こったことは本当に信じられないこと。まだ現実味がない。また調子が戻ってきているのは自分でも気がついていたけど、これだけ間があいていたのに、いきなり優勝できたのはスゴイ。本当にものすごく嬉しいし、これからももっと頑張る。今は今晩のスーパーチーム戦を楽しみにしている」と喜びを伝えた。ヴェリンガーは、今日レイクプラシッドで30歳の誕生日を迎えたカール・ガイガーと、ドイツ代表としてスーパーチーム戦に出場する。
ドイツのヘッドコーチ、シュテファン・ホルンガッハーは、「アンディ(ヴェリンガー)が優勝できてものすごく嬉しい。彼は十字靭帯断裂でかなり長い間苦しんできた。ここレイクプラシッドでは彼は最初から好調で、プラニツァでの世界選手権を前にしたこのタイミングで最善のコースをとっている。特にプラニツァの小さなジャンプ台を彼はとても得意としているからね」と、嬉しそうな様子でインタビューに答えた。
チョフェーニック 初表彰台入り
オーストリアのダニエル・チョフェーニック(21歳)は3位入賞を果たし、自己初の表彰台入りを飾った。
チョフェーニックは、「もう絶対表彰台には届かないと思っていたから、達成できて余計嬉しい。ここレイクプラシッドのジャンプ台は古いプロフィールで、今ではここ以外ではもう見ないような形。飛行カーブがとてもなだらかで、斜面をうまくしのげるとうまく決まる。今日はそれがうまくいった。今は今晩のスーパーチーム戦を楽しみにしている」と、話した。
4位はティミ・ザイツ(スロベニア)、5位はダヴィド・クバツキ(ポーランド)、6位はドーメン・プレウツ(スロベニア)、現在W杯首位のハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)は7位だった。カール・ガイガーは8位で、良い誕生日プレゼントとなった。
日本チームからは小林陵侑の他に中村直幹が11位に入り、竹内択は29位でW杯復帰後初めてのポイント獲得を果たした。
二階堂蓮は32位、佐藤慧一が37位、佐藤幸椰は42位だった。
同日の23:00(日本時間 2月21日 7:00)からは早くも次の試合、スーパーチーム戦が予定されている。この団体戦では、各国2名の選手が選抜され3ラウンドが開催される。
リザルト:W杯男子レイクプラシッド個人戦1
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。