01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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1月4日(水)、第71回スキージャンプ週間第3試合目となるインスブルック戦(オーストリア)が行われ、ダヴィド・クバツキ(ポーランド)が優勝した。ベルクイーゼル・ジャンプ台で今日2位になったのはハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)で、ジャンプ週間総合首位の座を守った。残り1試合を残すところとなった現在、グランルードは総合得点でクバツキに20点以上の差をつけている。
ジャンプ週間のインスブルック戦は2年ぶりの開催となった。昨年はフェーン現象のため延期となり、代わりにビショフスホーフェンで開催された。
クバツキは1本目で既に127mの大ジャンプを決めて、圧倒的首位につけていた。現在ワールドカップ(W杯)総合首位のクバツキは、他の選手達より一段下のゲートからスタートし、2位のアンツェ・ラニセク(スロベニア、127m)に差をつけた。ハウヴォル=エグナー・グランルードは、3日(火)の予選ではまだベルクイーゼルにうまく合わせられず13位となり、今日はファーストラウンド中盤でスタートし、クバツキに12.8点差で6位だった。
ジャンプ週間前半のオーバーストドルフ戦とガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で連勝を遂げたグランルードは、今日のファイナルで133.3mの素晴らしいジャンプを収めて暫定首位につき、クバツキが飛ぶまではその座を守った。
クバツキは2本目は121.5で、最終的にグランルードには3.5点差だった。アンツェ・ラニセクは3位となった。
クバツキは、「素晴らしいジャンプだった。もちろん2本目のジャンプはもっとうまくできたはずだけど、少し失敗をしてしまった自覚がある。1位になることができて本当に良かった。最後の試合まで僕たちは努力し続ける」と、試合後のインタビューに答えた。
グランルードは、「本当にドキドキだった。2本目は、とても良い条件にあたってスピードも出て、かなりうまくいった。テレマークを入れることができてとても嬉しい。 ちょっと運に恵まれて、最後のジャンプを見るのが本当にびっくりするぐらいスリリングだった。12点とか15点差で負けたのでなくて、とにかくホッとしている」と、説明した。
これでグランルードは、ジャンプ週間総合首位の座を20点以上の差をつけて守ることができ、6日(金)のビショフスホーフェンでの最終戦で総合優勝の金色の鷹トロフィーを手にする期待が更に高まった。
ジャンプ週間総合3位はラニセク、4位にはポーランドのピオトル・ジワが続いている。
ラニセクは、「満足している。自分のジャンプはとてもうまくいった。2本目のジャンプは追い風で難しかったけど、それでも満足だったと言える」と話した。
クバツキにとっては今季W杯5勝目となった。W杯総合得点では、クバツキが合計870ポイントで首位、アンツェ・ラニセクが742ポイントで2位、3位はハウヴォル=エグナー・グランルード(696ポイント)となっている。
表彰台入りこそ果たせなかったものの、オーストリアチームは自国の観客を前にして強いパフォーマンスを見せ上々の試合となった。シュテファン・クラフトが4位、ミヒャエル・ハイボックは7位、ダニエル・チョフェーニックが8位、ヤン・ホアルも9位に並びトップテン入りを果たした。
ヘッドコーチのトーマス・トゥルンビヒラー率いるポーランドチームも満足の団体成績と収めた。カミル・ストッフは今季自己ベストの5位、ピオトル・ジワは10位に入った。
ドイツチームはヘッドコーチ、シュテファン・ホルンガッハーの希望の光フィリップ・ライムンドは自己ベストの13位となった。アンドレアス・ヴェリンガーはジャンプ週間前半2試合は快調だったものの、今日は18位に終わった。マルクス・アイゼンビッヒラーは22位、コンスタンティン・シュミットは26位、ピウス・パシュケは28位だった。
エストニアの22歳、ケヴィン・マルチェフは30位で、自己初のW杯ポイント獲得を果たした。同じくエストニアのアルティ・アイグロもファイナルラウンド進出を果たした。
日本チームからは唯一中村直幹だけが25位でW杯ポイントを獲得した。ジャンプ週間を2回制覇している小林陵侑は32位だった。
小林潤志郎は34位、佐藤幸椰が39位、二階堂蓮は49位だった。
第71回スキージャンプ週間の最終戦は、1月6日(金)ビショフスホーフェン(オーストリア)にて開催される。
公式トレーニングと予選は5日(木)に予定されている。
公式リザルト:インスブルック戦
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。