01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月28日(水)ドイツ、オーバーストドルフにて、第71回スキージャンプ週間開幕戦のための予選が行われ、ハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)が1位となった。2位はポーランドのダヴィド・クバツキ、3位はスロベニアのティミ・ザイツだった。
オーバーストドルフのジャンプ・スタジアムは、3年ぶりにほぼ満員となった。1万6千人の観客を前に、グランルードは133.5mのジャンプを決めて、ワールドカップ(W杯)総合首位のダヴィド・クバツキ(132ポイント)に8.9点差でトップにつけた。
2020/21シーズンでW杯総合優勝を飾ったグランルードは29日(木)、ノックアウト方式となるオーバーストドルフ本戦1本目で、日本の中村直幹と対戦することになる。
グランルードは「とても良いジャンプができた。トレーニング1本目がもう本当にうまくいって、2本目を飛ぶ必要が無いと思った。予選のジャンプもほぼ同じような風にできた」と話し、自分を優勝候補とは思っていないものの「今は本当にうまくいっているので、この自分のジャンプをとにかく維持できるように努めたい」と意欲を見せた。「ダヴィド(クバツキ)がW杯総合首位でもあり、絶頂期を迎えているから優勝最有力候補だと思う」とグランルードは捉えているようだ。
クバツキは、「ジャンプ自体に影響は無かったかも知れないけど、小さなミスがあったから、そこは改善できる。技術的にはうまく機能したけど、足の準備が充分じゃなかった」と自分の成績を分析し、「明日の試合では僕のベストジャンプができるようにしたい」と話した。
第71回目となるジャンプ週間で優勝候補として見られていることについてクバツキは、「僕にとっては問題ない。追われる身であること、今季ジャンプ週間の優勝候補と見られていることは分かっている。そのために厳しい訓練をしてきたのだから。どのジャンパーも頂点に立つために精進している」と、説明した。
ポーランドのヘッドコーチ、トーマス・トゥルンビッヒラーは、今日の結果にとても満足しているはずだ。ポーランドチームからは全員が本戦進出を決め、そのうちの3人が上位6位に入った。ピオトル・ジワが5位、カミル・ストッフは6位だった。ジワはノックアウト方式のファーストラウンドで、チームメイトのシュテファン・フーラと対決することになる。
ノルウェー勢も好調で、グランルードの他にもヨハン=アンドレ・フォアファングが予選で最長の134.5mを出して4位、ダニエル=アンドレ・タンデは9位となった。
会場に集まった多くのドイツ人ファンは、自国のスターカール・ガイガーとアンドレアス・ヴェリンガーが7位・8位に入り喜んだ。
ガイガーにとっては明日の1本目の対戦相手は、今日は44位だったもののジャンプ週間のトップスターであるシュテファン・クラフト(オーストリア)と決まったため、手に汗握る闘いが見られそうだ。
ガイガーは、「今日は3本とも高いレベルのジャンプができて良い一日だった。残念ながら、ノックアウト方式の1本目で強敵シュテファン・クラフトに当たることになってしまったけど、それが良い結果につながるかもしれない。クラフトは今日より多分うまいジャンプを見せるだろうし、弱いところを見せるわけにはいかない。予選で1万6千人も集まってくれるなんて本当に素晴らしい。明日は更に1万人多くなるってことだからすごい。とても楽しみにしてる」と話した。
明日の1本目では、面白い一騎打ちが他にも見られそうだ。マヌエル・フェットナー(オーストリア)はスロベニアのドーメン・プレウツと、イタリアのジョヴァンニ・ブレサドラはドイツのシュテファン・ライエと、ピウス・パシュケ(ドイツ)はヤン・ホアル(オーストリア)と、そして小林陵侑はスロベニアの ロヴロ・コスと対戦することになる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。