01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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12月29日(木)、第71回スキージャンプ週間開幕戦がドイツ・オーバーストドルフで行われ、ノルウェーのハウヴォル=エグナー・グランルードが優勝した。ドラマチックな展開となった今日の試合で、グランルードは、二人のポーランド人選手ピオトル・ジワとダヴィド・クバツキを抑えて勝利した。ドイツのカール・ガイガーは4位となり、惜しくも表彰台入りを逃した。
71回目となるジャンプ週間開幕戦は、選手たちにとってレベルの高い試合だっただけでなく、神経戦となった。風待ちのブレイクが長かったり短かったりと何度も挟まれ、全ての関係者にとって過酷な状況だった。2万5千人が集まり満員のオーバーストドルフ・アリーナは、待ち時間をものともせず、素晴らしい盛り上がりだった。
かなり強い追い風から、無風、向かい風まで、今日は何でもありだった。そのため審判団は全ての選手になるべく公平な条件になるように、試合を中断する決断を何度も迫られた。
FIS(国際スキー連盟)レースディレクターのサンドロ・ペルティエは、「今日はものすごく難しい試合だった。厳しい状況の中、審判は素晴らしい働きを見せてくれた。そのおかげでレベルの高いジャンプ週間開幕戦を実現できた。とても満足して良いと思う」と、試合後のインタビューに答えた。
しかし、今日の勝者グランルードにとっては、今日の難しい天候条件は決定的な影響を及ぼすものではなかった。
グランルードは素晴らしいジャンプを決めて、今日は向かうところ敵なしだった。予想以上の強さを見せた2位のピオトル・ジワに、グランルードは最終的に13.4点もの差をつけた。優勝最有力候補のダヴィド・クバツキにはなんと17.3点まで差を広げた。
全4試合が行われるジャンプ週間最初の試合を終えた現在、グランルードがダントツの首位となっている。
ジャンプ週間総合ランキング
ドイツ人選手にとっては、今回のジャンプ週間開幕戦は表彰台入りこそ果たせなかったものの上々の結果となった。
カール・ガイガーとアンドレアス・ヴェリンガーが4位・6位と想定以上の順位につけた。
オーストリアのシュテファン・クラフトは5位だった。
優勝候補の一人に数えられているアンツェ・ラニセク(スロベニア)は、1本目でミスをして10位となった。まだ一試合しか終わっていない現時点で首位のグランルードにはすでに45点も離されてしまっている。
ノックアウト方式の1本目でトルコのファティ=アルダ・イプシオグルはマルクス・アイゼンビッヒラーと対戦して勝ち、アイゼンビッヒラーにとってはショックな結果となった。
アイゼンビッヒラーは、「何もかもがうまくいっていない。かなり苦しい状況で、引き続きここで自分が苦しむことに意味があるのか考えないと。とにかく今起こっていることは辛い」と、話した。
日本チームは、小林陵侑が15位、中村直幹が40位、佐藤幸椰が45位、小林潤志郎が50位だった。
ワールドカップ(W杯)男子総合成績では、変わらずダヴィド・クバツキが首位、アンツェ・ラニセクが2位、ハウヴォル=エグナー・グランルードが3位となっている。
W杯男子総合得点
第71回 ジャンプ週間の2試合目は、毎年恒例、元旦にガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ)にて開催される。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。