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W杯男子エンゲルベルク第1戦 ラニセクがリベンジ

作成: 17.12.2022 20:05 / ac

12月17日(土)、ワールドカップ男子エンゲルベルク大会(スイス)で第1戦が行われた。マイナス10度の厳しい寒さのエンゲルベルク・ジャンプ台(ヒルサイズ140m)にて、スロベニアのアンツェ・ラニセクが圧巻のジャンプ2本を収めて、ポーランドのダヴィド・クバツキピオトル・ジワを2位・3位に抑えた。

ラニセクは1本目ではまだクバツキに0.5点足らず2位に甘んじていたものの、ファイナルラウンドでは今日の最長不倒142mのジャンプを決めて、3.3点の僅差ながらクバツキに逆転を果たした。先週の日曜(12月11日)のドイツ、ティティゼー=ノイシュタット第2戦ではクバツキに25.7点差で2位となったラニセクは、これでリベンジを果たしたことになる。

Anze Lanisek

 

ラニセクは、「今日のジャンプは本当にうまくいった。特に2本目は良かった。ジャンプ週間について今はまだ考えていない。始まるまでにまだ時間があるし、その間にはまだ色んなことが起こりうるから」と、インタビューに答えた。


ラニセクにとってはワールドカップ(W杯)通算4勝目、今季に入ってからルカ戦とノイシュタット戦に次いで3勝目となった。

クバツキは「自分ではあの風の条件の中でうまくやったと思っている。何が足りなかったのか、これからゆっくり分析するつもり。チームの中から二人が表彰台に上がることができて、今日はとても良い日だったと思う。もちろん1位・2位の方が良かったけど、まだ頑張らないと。明日はまた新しい一日だから」と、話した。

 

W杯総合ランキング首位をめぐっては、引き続きクバツキとラニセクの競り合いとなっている。

現在クバツキが合計550ポイントで首位、ラニセクが516ポイントで2位、3位にはシュテファン・クラフトが427ポイントで続いている。

クラフトは今日の試合で4位となり、「4位っていうのはあんまり良くないけど、今日の上位3人はとにかくすごく強かった。その3人がどうしてそんなに良かったのかこれから分析するとして、それでも今日の自分の成績にはとても満足している」と、語った。


5位はノルウェーのハウヴォル=エグナー・グランルード、ドイツ勢の今日のトップアンドレアス・ヴェリンガーは6位だった。

ヴェリンガーは今季自己ベストを出して、「今日は1本目からうまくいったし、2本目は本当にすごく良かった。すごく嬉しい一日。今の目標は、こういうジャンプを安定して出せるようにすることで、これからも頑張るつもり」と、意欲を示した。

Dawid Kubacki

 

日本チームからは小林陵侑が10位、中村直幹が21位に入った。小林潤志郎は32位、佐藤幸椰が35位、佐藤慧一が39位、二階堂蓮が48位だった。


イタリアのジョヴァンニ・ブレサドラ(20位)とアレックス・インサム (30位)はW杯ポイント獲得を喜んだ。

エンゲルベルク第2戦は早くも18日(日)12:30(日本時間20:30)からスタートする。

試合時間が早く設定されている理由は、サッカーワールドカップの決勝が同日夕刻から開催されるためだ。

リザルト:W杯男子エンゲルベルク第1戦(2022年12月17日)


W杯男子総合ランキング

Dawid Kubacki, Anze Lanisek, Piotr Zyla

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

Piotr Zyla, Dawid Kubacki

 

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ギャラリー

統計

最長不倒
142.0m
Lanisek, Anze (SLO)
最短ジャンプ
115.5m
Hayboeck, Michael (AUT)
平均飛距離
128.1m
K点越えジャンプ
68.8%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Slowenien
Lanisek, Anze
09.12.22
Titisee-Neustadt
Slowenien
09.12.22
Lanisek, Anze (SLO) Titisee-Neustadt