01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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ティティゼー=ノイシュタット大会(ドイツ)で、12月11日(日)の晩に行われたスキージャンプワールドカップ(W杯)は歴史的試合となった。W杯総合首位につけているダヴィド・クバツキ(ポーランド)が、 レベルの高い今日の試合で圧倒的なパフォーマンスを見せて、2位に25.7ポイントもの差をつけて優勝した。2位はスロベニアのアンツェ・ラニセク、3位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。
クバツキにとってはW杯通算8勝目、今季3勝目となった。これでクバツキは今度のスイス・エンゲルベルク戦、そしてその後に続くジャンプ週間でも優勝候補としての期待がさらに高まった。
ダヴィド・クバツキは絶好調で、今日の試合ではいとも簡単かのように他の選手を寄せ付けなかった。
クバツキは、12月9日(金)のティティゼー=ノイシュタット個人第1戦ではアンツェ・ラニセクに続く2位だったが、第2戦では勝利を収めて「今日一番大変な仕事だったのは試合後沢山のサインを求められたことだった。2年以上のコロナ規制を経て、また沢山のファンがジャンプ台に集まって雰囲気を素晴らしく盛り上げてくれた。観客は選手全員を応援してくれて、本当に素晴らしかった。僕らチームの全員が厳しいトレーニングをしてきた。気分は良いし、今日は足の調子が本当に良かった。2位との点差がこれほど出たのには自分でも少しびっくりした。今日みたいな条件で、特に1ラウンド目みたいな感じだとちょっとのミスが倍になって返ってくるもの。ほんの少しのミスで数メートルを失うことになるし、1本目は難しかった。W杯開幕戦後、次の試合までに間が開いたのを僕らは上手く活用できたし、現在本当に強いチームになっている」と、話した。
現在W杯総合成績でクバツキは計470ポイントで首位、2位はアンツェ・ラニセク(416ポイント)、3位にはシュテファン・クラフト(377ポイント)が続いている。
ラニセクは大成功の大会を振り返り、「ここティティゼー=ノイシュタットで2回も表彰台に上がれて良かった。ジャンプ台は素晴らしく整備されていた。とっても嬉しい。もちろんもっと良い結果もあるけど、2位でもとても満足している。表彰台入りはいつだって良いもの」と喜んだ。
シュテファン・クラフト
オーストリアのシュテファン・クラフトは3位入賞を喜んで、「シーズンが始まってから、確実に自信がついた。思い出せる限り一番好調なシーズン開幕だと思う。今の好調さがとっても嬉しい。このジャンプ台は古いプロフィールを持っているからとても良くて本当は好きなんだけど、今日はこのシャンツェで少し苦戦したから、3位に入れてちょっと意外だった。2本目は上手く行って、表彰台に上がれて良かった」と、話した。
ホーホフィルスト・ジャンプ台には、ポーランドからの多くのファンも含め6千人以上の観客が集まり、素晴らしい盛り上がりとなった。
FIS(国際スキー連盟)レースディレクターのサンドロ・ペルティエはドイツ黒い森での大会を上々に終え、「これまでの2年で本当に残念だったのはファンが現地で応援できなかったことで、その分余計、今またジャンプ台でこんな風に素晴らしい盛り上がりを見られるのが嬉しい」と、喜びを伝えた。
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4位はピオトル・ジワ(ポーランド)、5位はハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)、6位はドイツのカール・ガイガーだった。
ポーランドチームからはカミル・ストッフも8位、パヴェル・ヴァセク が11位に入り、強いチーム成績を収めた。
今日のハイレベルな試合で、何人かのトップ選手が意外にも1本目で敗退となった。ティミ・ザイツ(スロベニア)、ドーメン・プレウツ(スロベニア)、マリウス・リンヴィク(ノルウェー)、ダニエル・チョフェーニック(オーストリア)等は2本目に進めなかった。
日本チームからは、小林陵侑がトップで12位、中村直幹が26位に入った。二階堂蓮は44位、佐藤慧一が47位、小林潤志郎が48位だった。
男子ジャンプは、来週末のW杯エンゲルベルク大会(スイス)での2試合へと続く。
その後、短いクリスマス休暇を挟んでジャンプ週間が開幕となる。
リザルト:W杯ティティゼー=ノイシュタット男子個人第2戦
W杯男子 総合ランキング
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。