作成: 03.12.2022 20:22
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2試合が予定されている国際スキー連盟(FIS)スキージャンプ・ワールドカップ女子リレハンメル大会(ノルウェー)で、12月3日(土)に第1戦となるノーマルヒル戦(ヒルサイズ 98m)が開催され、カタリーナ・アルトハウス(ドイツ、26歳)が優勝した。2位・3位にはオーストリアチームからエヴァ・ピンケルニッヒとマリタ・クラマーが並んだ。
カタリーナ・アルトハウスは、ちょうど1年前、同じジャンプ台で優勝して以来のワールドカップ(W杯)優勝を果たした。1年ぶりの待望の勝利で、W杯通算9勝目となった。
アルトハウスは、「今日ちょうどここでまた優勝できて、ものすごく嬉しい。ここリレハンメルがとにかく好きだし、やっと雪上で飛べるのも、寒いのも大好きで、本当に幸せ。それだけじゃなくて、今日のチーム全体の好成績もとっても嬉しい。多分トップ15に4人ドイツ女子が入っていると思う。それって凄いこと。そして今はみんな明日のラージヒル戦を楽しみにしている。私の一番好きなジャンプ台だから、今日みたいにうまくいくと良いなと願っている」と、試合後のインタビューに答えた。
オーバーストドルフ出身のアルトハウスにとってW杯通算9勝目となったが、そのうちの実に5勝をリレハンメル戦で挙げている。
今季に入って3試合を終えた現在、ピンケルニッヒが合計240ポイントで総合得点1位、2位にカタリーナ・アルトハウス(190ポイント)、3位にはマリタ・クラマー(180ポイント)が続いている。
ピンケルニッヒは、「リレハンメルのノーマルヒル戦では初めての表彰台入りを果たせたことになる。ものすごく嬉しいし、明日のラージヒル戦をとても楽しみにしている。明日の私のモットーは『飛距離を伸ばせれば伸ばせるだけ良い!』」と、意欲を見せた。
Eva Pinkelnig, Katharina Althaus, Marita Kramer
1本目の6位から3位まで追い上げた
マリタ・クラマーは、「昨日より飛型がうまくいった。2本目では、1本目での小さなミスを修正することができたから、その分良くなった」と、説明した。
カナダのアビゲイル・ストレイトは、自己最高の4位につけた。北京五輪の男女混合団体戦で銅メダルをとったアビゲイルが、W杯で表彰台入りを果たす日も近いかもしれない。
5位はスロベニアの
ウルサ・ボガタイ、6位はセリーナ・フライターク(ドイツ)、7位はニカ・プレウツ(スロベニア)で、それぞれ納得の結果を収めた。
怪我による長期療養から戻ったノルウェーの若手
アイリン=マリア・クヴァンダルは10位、同じくノルウェーのマーレン・ルンビュも19位で納得の成績を収めた。
日本チームからは、丸山希が14位、伊藤有希が17位、高梨沙羅が18位、勢籐優花が24位、宮嶋林湖が28位に入った。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。