01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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11月6日(日)、ワールドカップ男子ヴィスワ大会(ポーランド)で第2戦が開催され、地元ポーランドのダヴィド・クバツキが昨日のシーズン開幕戦での勝利から24時間も経たないうちに2勝目を挙げた。ヒルサイズ134mのラージヒルでクバツキは、スロベニアのアンツェ・ラニセクを2位に、ノルウェーのマリウス・リンヴィクを3位に抑えた。
32歳のクバツキは、初めて人工芝で開催されたシーズン開幕戦で2連勝を果たし、ワールドカップ(W杯)総合の優勝候補としての期待を更に高めた。クバツキは今回のヴィスワ大会の全て(予選2回、本戦2回)で1位になった。2020年には世界選手権ノーマルヒル金メダリストとなりジャンプ週間総合優勝も飾ったクバツキは、今季は開幕早々から圧倒的な強さを見せつけた。
クバツキは、「コーチからも、予選のジャンプと本戦2本目のジャンプはかなり上手くいったとお墨付きをもらった。まだ改善の余地はあると思うけど、それは細かいこと。ディテールの調整は、これからの数週間で取り組んでいくつもり。今この瞬間は今日という日に満足している」とインタビューに答えた。
スロベニアのアンツェ・ラニセクは、クバツキに約8点差で2位に入った。
ラニセクは、「昨日は条件に恵まれなかったんだと思うけど、それでちょっとイライラしていた。今日はとにかくもっと良いジャンプを見せたいと思って、幸いうまくいった。今日は自分の好調さを見せることに成功したから、このレベルを維持していけるようにしたい」と話した。
今日の3位は、オリンピック金メダリストのマリウス・リンヴィク(ノルウェー)だった。
リンヴィクは、「今日のジャンプはかなりうまくいった。昨日は転倒してしまって、ずいぶん沢山のポイントを取り損ねてしまった。着地の改善に努めたけど、1本目はちょっと低すぎた。2本目ではうまくいった。次のルカ大会までトレーニングして、最終的な細かい調整をしていくつもり」と語った。
ノルウェーチームからはハウヴォル=エグナー・グランルードも4位に続き、 ダニエル=アンドレ・タンデが7位に入って、優秀なチーム成績となった。
オーストリアのシュテファン・クラフトとヤン・ホアルは5位・6位に並んだ。
日本チームの今日のトップは中村直幹で11位だった。小林陵侑は試合後にジャンプスーツが規定外とされて失格となった。
オリンピック金メダリストのカミル・ストッフも同じく失格となったが、ストッフの場合、すでに予選の時点で失格が決まった。
ヘッドコーチのシュテファン・ホルンガッハー率いるドイツチームにとっては、手痛いシーズン開幕となった。土曜の成績も振るわなかったが、今日も最上位がピウス・パシュケの15位だった。
今シーズンはいつもと違い、次のW杯まで2週間半の間が開いてしまう。
次のW杯男子の試合は、11月26・27日のルカ大会(フィンランド)へと続く。
今季最初の2試合を終えた現在、W杯総合成績では、ダヴィド・クバツキが200点満点で首位、ハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)が130点で2位に続いている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。