01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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3月26日(土)、スキーフライングワールドカップ・プラニツァ大会(スロベニア)で団体戦が行われ、予想通りスロベニアが優勝した。ヒルサイズ240mのレタウニツァ・フライングヒルに集まった2万人の熱狂的なファンの前で、ジガ・イェラー、ペーター・プレウツ、ティミ・ザイツ、アンツェ・ラニセクの4人で臨んだスロベニアチームが、ノルウェーとオーストリアを抑えて勝利を飾った。ポーランドが4位、ドイツが5位、日本は6位だった。
最終的にはスロベニアは確実な勝利を挙げたが、思ったより厳しい闘いとなった。すんなり行かなかった大きな一因は、ノルウェーのマリウス・リンドヴィクが圧倒的な強さを見せたことにある。先日のスキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会で金メダルを獲ったリンドヴィクは、今日も素晴らしいジャンプを2本揃え合計435.2ポイントをマークして、今日の試合でダントツの個人成績を収めた。
しかし最後は、またスロベニアがチームの強さを見せて、ノルウェーにも他のチームにもチャンスを与えなかった。
スロベニアのヘッドコーチ、ロベルト・ホルゴタは、「今日の試合中には色んな感情があふれいていた。誰もが勝利を期待している時に、成果を出すのは難しいこと。だからこそ今、チームで優勝を達成できて喜びも格別。このような日に、この条件のもと、この場所で2万人の観客を前に優勝することができて、特別嬉しい」と、感激を伝えた。
団体戦が終わった後のスコアボードには、スロベニアが1,601.1ポイント、ノルウェーが1,576.9ポイント、 そして3位のオーストリアが1,544.2ポイントと示されていた。
スロベニアチームにとっては、ワールドカップ(W杯)団体戦で通算12勝目、プラニツァでは3勝目だった。スロベニアのスーパースター、ペーター・プレウツは、優勝した12試合の全てに参戦しており、並外れた功績を挙げている。
ノルウェーは、マリウス・リンドヴィク、ベンディク=ヤコブセン・ヘッグリ、ヨハン=アンドレ・フォアファング、ハルヴォル=エグナー・グランルードの4人で臨み、リンドヴィクの他にもグラルードが好成績を収めた。
オーストリアチームの中では、シュテファン・クラフトが237.5mと241mの飛翔を決めて、突出したパフォーマンスを見せた。
ポーランドは1,522ポイントで4位、その約100点差(1,425.8ポイント)でドイツが5位となった。
日本は、佐藤幸椰、佐藤慧一、小林陵侑、伊東大貴のチーム編成で6位になった。
特にネーションズカップ(国別得点)では、今日スロベニアが優勝し、オーストリアが3位に終わったことにより、ますます目が離せなくなっている。
現在オーストリアが5,694ポイントで首位、スロベニアは5,500ポイントで2位に浮上、3位がドイツ(5,339ポイント)となっている。
スロベニア勢がスキーフライングでの圧倒的強さを日曜の最終戦でも見せれば、ネーションズカップ総合優勝も可能だ。もしそれが叶えば、スロベニアにとっては初のネーションズカップ優勝となり、このプラニツァ大会が始まるまでは4位につけていたスロベニアとしては一大センセーションとなる。
2万スイスフラン(約260万円)の特別賞が用意されている「Planica 7」の総合得点では、スロベニアのティミ・ザイツが首位につけている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。