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フライングW杯プラニツァ個人第1戦 スロベニアが上位独占

作成: 25.03.2022 17:13 / sk

3月25日(金)、スキーフライングワールドカップ・プラニツァ大会(スロベニア)で1試合目の個人戦が行われ、1位〜4位をスロベニア勢が占め、ドーメン・プレウツも7位に入った。ヒルサイズ240mのレタウニツァ・シャンツェでは、1万5千人の観客が自国のヒーロー達の活躍に熱狂した。今日の勝者ジガ・イェラーにとっては初めてのワールドカップ優勝だった。

ジガ・イェラーは、「今日は僕にとって素晴らしい試合だったし、信じられないような一日だった。色々な挫折を味わってきたけど、今日ここで勝利を祝うことができて本当に良かった。今は完全に圧倒されている」と、感動を伝えた。

イェラーは、既に先週末のスキーフライングワールドカップ(W杯)オーバーストドルフ大会でも2位と4位につけており、今日の勝利もあってスキーフライングW杯総合得点230ポイントで首位に浮上した。フライング総合2位は同じくスロベニアのティミ・ザイツ(210ポイント)、3位にはオーストリアのシュテファン・クラフト(200ポイント、今日は6位)が続いている。

今日、圧巻の強さを見せたスロベニアは、土曜の団体戦でもダントツで優勝候補と見られている。スロベニア勢は向かうところ敵なしだ。

 

ノルウェー勢のトップだったのはハルヴォル=エグナー・グランルードで9位、カミル・ストッフはポーランドチームのトップで11位、ドイツのカール・ガイガーは12位に続いた。W杯個人総合2位につけているガイガーだが、これでW杯総合優勝の望みは論理的な可能性だけしか残されていない。


小林陵侑は5位となり、ガイガーより大幅に上位につけ、総合優勝にまた一歩近づいた。小林陵侑はガイガーを更に23点引き離し、現在89点差で首位につけている。このまま普通にいけば、ガイガーに逆転W杯制覇のチャンスは無いと言って良いが、決定するのはもちろん日曜の個人戦が終わってからだ。


計算上ではガイガーが日曜に優勝すればW杯総合優勝も有り得るが、その場合の小林陵侑のポイントは10ポイント以下でなくてはならない。

 

日本チームからは他に佐藤幸椰が8位に入った。

 

スロベニアのフライングヒルを舞台に、今日は個人戦のパフォーマンス以外にも、感動的な場面があった。

トライアルラウンドで地元のアンツェ・セメニッツが249.5mの飛翔を決め、その直後に引退を発表した。ファイナルラウンドでは、チームメイトがセメニッツを肩に担いでブレーキングトラックをまわり、観客は大喝采を送った。

W杯1勝(ザコパネ戦)を飾ったセメニッツにとって、素晴らしい引き際となった。

 

ネーションズカップ(国別得点)では、今日のスロベニアの大活躍で、更に目が離せない展開となっている。もしスロベニアが土曜の団体戦で優勝して、日曜の最終個人戦でも今日のような好成績を収めることができれば、ネーションズカップ優勝に届くかも知れない。先週末まではまだ4位だったスロベニアだが、今日の1試合だけで急上昇を果たし、ますます面白くなってきた。

 

プラニツァ大会の2試合目は団体戦で、早くも26日(土)9:45(日本時間17:00)からスタートする予定だ。

 

全リザルト

団体戦:スタートリスト

Planica 7:ランキング

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

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統計

最長不倒
241.5m
Wellinger, Andreas (GER)
最短ジャンプ
187.0m
Nousiainen, Eetu (FIN)
平均飛距離
220.0m
K点越えジャンプ
97.1%
ネーション数
10
トップ10のネーション数
4
トップ30のベストネーション
9
Slowenien
Jelar, Ziga
-
Slowenien
20.03.22
Zajc, Timi (SLO) Oberstdorf