01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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3月24日(木)プラニツァ(スロベニア)で、2022/21スキージャンプ・ワールドカップシーズン最後となる予選がヒルサイズ240mのレタウニツァ・フライングヒルで開催された。1位・2位はスロベニアのアンツェ・ラニセクとティミ・ザイツ、3位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングだった。日本の佐藤幸椰が8位、小林陵侑は11位だった。
スキーフライングでのスロベニア勢の強さは相変わらずだ。ヴィケルスン大会とオーバーストドルフ大会に続き、この冬3回目となるスキーフライング大会の初日となった今日もラニセクとザイツが1位・2位に並んで、スロベニアが圧倒的な強さを見せた。ペーター・プレウツ、ロヴロ・コス、ジガ・イェラーも6位、7位、10位に入って、スロベニアはダントツの団体成績を収めた。
スロベニアチームは2週間前のスキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会(ノルウェー)でも、ずば抜けた強さで団体戦金メダルに輝いた。
しかし、レタウニツァ・シャンツェの初日は難しい幕開けとなった。
公式トレーニング2ラウンド目で、オーストリアのヤン・ホアルがあわや転倒か、という危険な場面があり、その後に中断された。
強い日差しが助走路に当たり温度差が激しく、通常の滑走が不可能となったため、予定では11:00開始のはずだった予選もその時間にはスタートできなかった。審判団は予選を15:00にずらす決断を余儀なくされた。
その決断のおかげで15:00からは問題なく予選が行われ、1万人の熱狂的な観客を前にスロベニア勢は圧巻のスキーフライングパフォーマンスを見せることができた。
ポーランド勢もカミル・ストッフとダヴィド・クバツキーが4位と5位に並んで、納得の強さを示した。
スキーフライングワールドカップ(W杯)総合でスロベニアのティミ・ザイツと同点で首位となっているシュテファン・クラフト(オーストリア)は今日は9位に終わり、フライングW杯総合のクリスタルトロフィーを手にするには、本戦ではもっと上位につける必要がある。
W杯個人総合優勝を巡る闘いも引き続きスリリングな展開となっている。今日は小林陵侑が11位、カール・ガイガー(ドイツ)が17位で、今日の予選での二人の差はわずか5.8点だった。
もし明日の個人第1戦でも同じ様な成績となれば、早くも小林陵侑の総合優勝が決まることになる。ガイガーが日曜の最終戦まで希望をつなぐには、明日の試合で全力を尽くすしかない。ガイガーが小林より1位でも上位につければ良いが、逆に小林がガイガーより上につければ小林の総合優勝は決まったようなものとなる。
日本チームからは佐藤幸椰が8位、小林陵侑が11位で本戦進出を決めたが、他は佐藤慧一が44位、伊東大貴が45位、小林潤志郎が47位、中村直幹が53位で、上位40人よる金曜の本戦に進めなかった。
プラニツァ大会の最初の個人戦は、3月25日(金)14:00(日本時間22:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。