01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
全リザルト » |
3月12日(土)、スキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会(ノルウェー)で個人戦の後半2ラウンドが行われ、ノルウェーのマリウス・リンドヴィクが新世界チャンピョンとなった。前日の前半2ラウンドが終わった時点でも首位につけていたリンドヴィクは、2日目もヴィケルスンの巨大ジャンプ台で素晴らしいパフォーマンスを見せて、2022年スキーフライング世界王者のタイトルを手にした。2位はスロベニアのティミ・ザイツ、3位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。
北京五輪のラージヒル戦でも既に金メダルをとったリンドヴィクは、世界選手権の金メダルも手にして素晴らしいシーズンとなった。
リンドヴィクは、ノルウェーで開催されたスキーフライング世界選手権で優勝した初めてのノルウェー人選手となった。
23歳のリンドヴィクにとっては世界選手権個人戦で初のメダル獲得となった。
試合の後にリンドヴィクは、「今日は大変な試合になりそうだと思っていた。それでも僕は結果にではなく自分のジャンプにだけ集中することができた。そのおかげで2本とも良いジャンプを揃えることができて、ものすごく嬉しい」と、喜びを伝えた。
スロベニアのティミ・ザイツは、4本目のジャンプでシュテファン・クラフト(オーストリア)を追い越して2位の座を奪うことに成功した。ザイツは243.5mと235.5mの飛翔を収めて、スキーフライングでの強さを見せつけた。
今日の最長不倒243.5mのジャンプを決めたザイツは、「今日は大成功の日となった。2本とも素晴らしいジャンプになったし、自己ベストも伸ばすことができた。2位に上がることができて自分でも驚いている」と、話した。
優勝候補と見られていたシュテファン・クラフトは3位となった。「残念ながら最後のジャンプはちょっとうまくいかなかった。攻めが足りなかった。今日は1日目ほどは準備できていなかった感じ。最初はちょっとがっかりしてしまったけど、この難しいシーズンでメダルをとれたってことは悪くないと思う」と、クラフトは説明した。
スロベニアチームからは2位のザイツの他にも、ペーター・プレウツ、アンツェ・ラニセク、ドーメン・プレウツが一気に4位、5位、6位に並び、日曜の団体戦での優勝に期待が高まる。スキーフライングでのスロベニア勢の強さは格別だ。
7位はオーストリアのミヒャエル・ハイボック、前回の王者カール・ガイガー(ドイツ)は8位となった。
日本チームからは、佐藤幸椰が9位、小林陵侑が13位に入った。
スキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会を締めくくる団体戦は、13日(日)16:30(日本時間 翌0:30)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。