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W杯男子リレハンメル戦 クラフトが勝利、小林陵侑2位

作成: 03.03.2022 18:57 / sk

3月3日(木)、ワールドカップ男子リレハンメル大会(ノルウェー)で、ヒルサイズ140mのラージヒル戦が行われ、オーストリアのシュテファン・クラフトが優勝した。2位はワールドカップ総合首位の小林陵侑、3位はドイツのカール・ガイガーだった。

クラフトは、「1本目のジャンプはとても安定していて、どこのジャンプ台でも上手くいくジャンプという感じだった。2本目はもっと気持ちが入って、リスクを伴うものだった。それでも勝ちを狙うなら、とにかくリスクはつきもの。RAW AIRの総合順位については、みんながどれだけオスロのジャンプ台に合わせられるかを見てからじゃないとなんとも言えないと思う。もちろん調子はすごく良いし、かなり自信もあるけど、それぞれのジャンプ台でいつも新しい驚きがある。(次戦が開催されるオスロの)ホルメンコーレンでも、ここリレハンメル でのように、うまく合わせられたらと祈っている」、と話した。

クラフトにとっては、ワールドカップ(W杯)通算24勝目、今季3勝目だった。

Karl Geiger

 

「RAW AIRノルウェーツアー」総合成績を見ると、シュテファン・クラフトが今日の勝利で、これまで首位だったノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングを抑えて1位に浮上した。クラフトは419.7点、ワールドカップ(W杯)総合首位の小林陵侑は403.3点でRAW AIR2位、カール・ガイガーは399.9点で3位に続いている。

 

それに加え、小林陵侑はW杯個人総合でカール・ガイガーに63点差となり、首位の座を更に強固なものとした。

25歳の小林陵侑は、「今日は昨日より明らかに良いジャンプができたから、2位入賞に満足している。今日の試合はみんな同じような条件で飛べたから、とてもフェアだった。カール(ガイガー)との差は63点では足りないから、もっと頑張らないと。RAW AIRの総合優勝も狙いたいけど、とても難しいと思う」と、インタビューに答えた。

 

W杯個人総合得点では、現在小林陵侑が1,402ポイントで首位、カール・ガイガーが1,339ポイントで2位、ノルウェーのハルヴォル=エグナー・グランルードが1,140ポイントで3位となっている。

Ryoyu Kobayashi

 

カール・ガイガーは3位入賞を決めた後に、「今日表彰台に上がることができて、もの凄く嬉しい。僕のジャンプは昨日よりずっと良くなった。シーズンも終盤に近づいて、そろそろ疲れが出てきているのに気づく。気力体力が少し弱まってきているけど、それはみんなにとっても同じこと。それでも僕の気分は良いし、これからの数日どうなるかやってみないと分からない」と、説明した。

 

今日の4位はハルヴォル=エグナー・グランルード、5位はオーストリアのヤン・ホアル、6位はマルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)、7位はツェネ・プレウツ(スロベニア)、8位はピオトル・ジーワ(ポーランド)だった。

 

日本チームからは他に、小林潤志郎が25位、佐藤幸椰が29位に入った。伊東大貴は34位、佐藤慧一は38位、中村直幹は44位だった。

 

国別総合成績(ネーションズカップ)では、今日の試合でオーストリアが首位のドイツに28点差まで追い上げた。現在ドイツが4,595ポイント、オーストリアは4,567ポイントとなっている。

 

ワールドカップは明日、リレハンメルから車で約2.5時間南下したオスロのへと舞台を移す。

オスロのホルメンコーレン・ジャンプ台にて、4日(金)には男女混合団体戦が、5日(土)と6日(日)にはそれぞれ個人戦が予定されている。RAW AIR総合成績では、個人戦の予選の得点もそれぞれ加算されることになっている。

 

男子リレハンメル戦:リザルト

RAW AIR 総合ランキング

W杯男子個人総合得点

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
142.5m
Hoerl, Jan (AUT)
最短ジャンプ
91.5m
Polasek, Viktor (CZE)
平均飛距離
124.9m
K点越えジャンプ
75.0%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Kraft, Stefan
25.02.22
Lahti
Österreich
26.02.22
Lahti