01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2022年北京冬季オリンピック(中国)で2月6日(日)、スキージャンプ男子ノーマルヒル個人戦が行われ、日本の小林陵侑が金メダルに輝いた。国家スキージャンプセンターのノーマルヒル(ヒルサイズ106m)での素晴らしい試合で、25歳の小林が金をつかみ、銀メダルはオーストリアのマヌエル・フェットナー、銅はポーランドのダヴィド・クバツキーが手にした。
小林陵侑はすでに1回目で104.5mまで伸ばし最高得点をマークして勝利への下地を作った。2回目では99.5mと伸び切らなかったものの、首位の座を守った。
金メダリストとなった小林陵侑は、「まだ全然信じられない。パーフェクトなジャンプを2本揃えられたのがとても嬉しい」と、インタビューに答えた。
今日驚きの活躍を見せたのは、オーストリアのベテランで36歳になるマヌエル・フェットナーだった。フェットナーは公式練習の時点から北京のノーマルヒルとの相性の良さをみせており、今日の銀メダル獲得で好調さを更に裏付けた。
フェットナーはORF(オーストリア公共放送)の取材で第一印象を聞かれ、「正直なところ、言葉にできなくて途方にくれている。どうやってインタビューに答えればよいのか分からない」と少しとまどった様子で、「今、頭の中はジェットコースターみたいになっている。ジャンプを終えるまでは正常心を保てていた。自分のやるべきことに集中して、気をそらされないようにしていた。2回目のジャンプは本当に自己最高のパフォーマンスができて、ものすごく嬉しかった。これまで浮き沈みをたくさん経験してきた。もしこんなに楽しいものではなかったら、もうやめていたかもしれない。ワールドカップでは残念ながら90mのジャンプ台は使われない。もしもっとこういう台がワールドカップで使われるんだったら、もっと良い成績を出せていたはず」と、語った。
今季はこれまで思うような成績が出せていないポーランドチームだったが、今日はダヴィド・クバツキーが銅メダルを獲得して、少しの間そのことを忘れさせてくれた。ポーランドのドゥダ大統領も北京のスタジアムでメダル獲得を喜んだ。
クバツキーは、「僕は自分で、もっと上手くいく日がいつか必ず来ると信じていた。 それが今日ここで叶った」と、喜んだ。
スロベニアのペーター・プレウツは、クバツキーにわずか0.5点足らず、僅差でメダルを逃した。
ロシアのイェフゲニー・クリモフが5位で納得の成績を収め、ポーランドのカミル・ストッフが6位に続いた。
ドイツチームは、コンスタンティン・シュミットが11位、カール・ガイガーが15位と伸び切らず、期待されていたような成績は出せなかった。
ガイガーは、「全てをかけて、かなり攻めて行った。去年のオーバーストドルフではそれが上手くいったけど、今回は上手くいかなかった。でも、できることは全部やったのだから、自分を責めることはしない。2本目は悪くなったけど、この台にはとにかく苦戦している。ラージヒルはもっと相性が良いことを祈っている」と、説明した。
シュテファン・ライエは24位、マルクス・アイゼンビッヒラーは31位で上位30人によるファイナルラウンドへ進めなかった。
日本チームからは、他に小林潤志郎が27位に入り、佐藤幸椰は32位、中村直幹は38位だった。
2月7日(月)12:45(日本時間20:45)からは、男女混合団体戦が予定されている(混合団体戦:スタートリスト)。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。