01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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1月29日(土)、ワールドカップ・ヴィリンゲン大会(ドイツ)では、昼間行われた女子の試合に引き続き、夜の男子個人戦もかなり難しいコンディションとなった。ころころ変わる強風と降り続く雨のため、選手にとっても審判団にとってもかなりの忍耐を試される試合となった。最終的には女子個人戦と同じく2回目が中止となり、1本目の成績が最終結果となり、日本の小林陵侑が輝ける勝者となった。2位・3位は共にノルウェーのハルヴォル=エグナー・グランルードとマリウス・リンドヴィクだった。
小林陵侑は、今日の最長不倒145mのジャンプを決めてワールドカップ(W杯)通算26勝目、今季7勝目を挙げ、「もちろん優勝することができて本当に嬉しい。僕は良い条件に恵まれた。今日みたいな日に上位につくには、とにかく運も必要。それでも今日は本当に大変だった」と、話した。
ノルウェー勢は今回も、難しい条件下、特に雨のコンディションでの類まれな強さを証明した。
ハルヴォル=エグナー・グランルードは、「今日のヴィリンゲンは確かにちょっと風が強かった。でも僕は良いコンディションに当たった。今日はこの冬一番と言っても良いぐらいのジャンプを収めることができた。明日の第2戦では勝てるような気がする。今現在の自分のジャンプに満足している」と、試合後のインタビューに答えた。
3位に入賞したマリウス・リンドヴィクは、「今日の天気はノルウェーの天気みたいだったから、全然問題じゃなかったよ」と、ニヤリと笑った。
日本チームからは小林陵侑の他にも、佐藤幸椰が5位で上位に入り、小林潤志郎が20位、佐藤慧一が22位、中村直幹と伊東大貴が32位と33位に続いた。
ドイツチームにとっては、4位にセヴェリン・フロインド、6位にシュテファン・ライエが入り、コンスタンティン・シュミットとアンドレアス・ヴェリンガーも11位と12位に続き、上々の結果になった。しかし、よりによってドイツチームのトップ選手であるカール・ガイガー(20位)とマルクス・アイゼンビッヒラー(30位)は、実力を出しきれなかった。
20位に終わったカール・ガイガーは、これでW杯総合首位の座を明け渡すことになってしまった。
そして、小林陵侑がW杯個人総合首位の座を奪還した。小林(1,136点)とガイガー(1,109点)は27点差となっている。総合3位にはハルヴォル=エグナー・グランルードが865点で続いている。
男子ヴィリンゲン大会の第2戦は、1月30日(日)15:15(日本時間23:15)からスタートする予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。