01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ワールドカップ男子ザコパネ大会(ポーランド)で1月15日(土)、今季3試合目となる団体戦が行われ、スロベニアチームが快勝をおさめた。スロベニアは、ロヴロ・コス、ペーター・プレウツ、ティミ・ザイツ、アンツェ・ラニセクの4人で臨み、約1万人のファンが集まったヴィエルカ・コリキエフ・ジャンプ台で、ドイツと日本を2位・3位に抑え優勝した。
ドイツ・ビショフスホーフェンでの団体戦で4位となってからわずか一週間後の今日、ザコパネでスロベニアはチームの本領を大いに発揮した。最終的に1,101.1ポイントをマークしたスロベニアと、2位のドイツの差は66.4点にも開いた。
スロベニアのアンカーとして飛んだアンツェ・ラニセクは、「僕らは今日、チームとしてベストを尽くしたから満足している。信じられないぐらいで、2本目は本当に楽しむことができた。チームメイトにとても感謝している。みんな2本とも良いジャンプを揃えてくれた。特にペーター(プレウツ)は良かった。風の状況が変わりやすかったから、風の運次第というのも多少あった。僕達は自分自身と、最高のジャンプを見せることだけに集中しなくてはだった。ファンの皆さんは素晴らしかった。(これまでは無観客だったから)この盛り上がりがとても恋しかった。明日はとにかく楽しんで、全力を尽くしたいと思う」と、試合後のインタビューに答えた。
スロベニアにとっては2019年ヴィケルスン戦以来、約3年ぶりのワールドカップ(W杯)団体戦優勝で、通算11勝目となった。
今日、スロベニアチームの中で圧倒的な強さを見せたのはプレウツ兄弟の長男ペーターで、個人成績で最高点となった289.4ポイントをマークした。
ドイツは、セヴェリン・フロインド、シュテファン・ライエ、マルクス・アイゼンビッヒラー、カール・ガイガーというチーム編成だった。
チームを代表してカール・ガイガーは、「今日は本当に良い団体成績を収めることができた。僕のジャンプは2本とも先週よりずっと良くなったから、とても嬉しい。僕らは今日の成績を誇りに思って良いと思う。北京五輪を見据えると、まだまだこなすべき課題はあるけれど、今日はこの結果に満足している」と、話した。ガイガーは、ドイツチームの最高得点283.2ポイントを獲得して、今日の個人成績では3位だった。
ビショフスホーフェン団体戦の上位3チームから、唯一今回も表彰台に上がったのは日本チームだった。先週末の団体戦では2位だった日本は、今日は佐藤幸椰、小林潤志郎、中村直幹、小林陵侑の4人で臨み、3位となった。
中村直幹は、「ファーストラウンドは風が吹いていたけど、2本目は改善して、僕のジャンプもずっと良くなった。とてもレベルの高い試合だった。これまではずっと無観客の会場でやってきたから、今日はファンがいて、これぞ本当のスキージャンプ大会、という感じだった。明日も表彰台に上がりたい」と、意欲を見せた。
ビショフスホーフェンで優勝したオーストリアチームは、今日は4位に終わり、ノルウェーは5位だった。
開催国ポーランドは、足首を負傷したカミル・ストッフとコロナ陽性となったダヴィド・クバツキーが不在の中、6位となった。
ロシアチームが7位、チェコは8位だった。
国別得点(ネーションズカップ)では、引き続きオーストリアが首位(2,896ポイント)、2位はドイツ(2,857ポイント)、3位はノルウェー(2,730ポイント)、4位に日本(2,373ポイント)が続いている。
ザコパネ大会の2戦目となる個人戦は、1月16日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。