01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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1月9日(日)、ワールドカップ男子ビショフスホーフェン大会(オーストリア)で団体戦が行われ、オーストリアチーム(ヤン・ホアル、マヌエル・フェットナー、フィリップ・アッシェンヴァルト、ダニエル・フーバー)が優勝した。オーストリアチームは終始首位につけていたものの、最終的に2位の日本チームとの差はわずか9.1点だった。ノルウェーは日本に0.2点の僅差で3位となった。
オーストリアのマヌエル・フェットナーは、「団体戦はいつも特別なもので、僕は大好き。一年にそう何回も団体戦はないから、その時にチームの一員として選抜されるようにしなくては。チームとして今日この場所で達成できたことをとても誇りに思う。これからこの勝利をみんなで満喫する」と、喜んだ。フェットナーはこの数日とても好調なジャンプを見せているが、2度も転倒して話題となった。
オーストリアにとってはワールドカップ(W杯)団体戦で通算34勝目、今季はヴィスワ大会に続き2度目の勝利となった。
日本チームは、佐藤幸椰、佐藤慧一、小林潤志郎、小林陵侑の4人で臨み2位となった。チームの中では、今季ジャンプ週間の総合優勝を飾った小林陵侑が卓越したパフォーマンスを見せ、合計275.2ポイントを獲得した。小林を越える得点をマークしたのは、前日の個人戦で優勝したマリウス・リンドヴィク(ノルウェー)だけだった。
小林陵侑は、「今日僕らのチームはみんなが好調でとても強かった。来週の団体戦(ポーランド・ザコパネ大会)も楽しみにしている。その後のオリンピックでもメダルを狙えるようにしたい」と、意欲を見せた。
ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデは、「今日は数チームが最後までかなりの接戦を見せて、本当におもしろい試合だった。今日はチームメイトがとても良いジャンプを見せてくれたおかげで、僕の失敗ジャンプがそれほど目立たないで済んだ」と振り返り、「僕のジャンプは思ったようにいかなくて、あんまり良くなかった。ジャンプを安定させて、試合でもっと良いジャンプを収められるようにしたい」と、話した。
スロベニアチームも素晴らしい成績を収めたが、1本目でペーター・プレウツが136mのジャンプの後に転倒して貴重なポイントを失ってしまったのが災難だった。最終的にスロベニアチームは3位にわずか1.2ポイント足らず4位となり、優勝したオーストリアには10.5点差だった。もしプレウツの転倒さえなければ、優勝も有り得た。
ヘッドコーチのミハル・ドレジャルが率いるポーランドチームは、カミル・ストッフ無しだったものの、ピオトル・ジーワとダヴィド・クバツキーが健闘し5位になった。
ドイツチームは、ポーランドに30点差をつけられ6位となり、満足のいく結果にはならなかった。遅くともファーストラウンドでカール・ガイガーが転倒した時点で表彰台入りの望みは絶たれた。ガイガーもペーター・プレウツと同じく幸いにも怪我はしなかった。
今日の勝利でオーストリアは、ネーションズカップでドイツを抑え首位に浮上した。現時点の国別得点でオーストリアは2,646ポイント、2位はノルウェー(2,530ポイント)、3位はドイツ(2,507ポイント)となっている。日本は2,073ポイントで4位に続いている。
男子ワールドカップは来週末のポーランド・ザコパネ大会へと続く。ザコパネでは団体戦と個人戦が予定されており、各試合で1万人(予選は5千人)の観戦が許可されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。