01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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1月6日(木)オーストリアのビショフスホーフェンで、第70回スキージャンプ週間の最終戦が行われた。小林陵侑は前評判通りの活躍を見せて、ノルウェーの二人マリウス・リンドヴィクとハルヴォル=エグナー・グランルードを抑えてジャンプ週間総合優勝を飾ったが、もう少しで届きそうだった2度目のグランドスラム(4戦全勝)は惜しくも果たせなかった。
ビショフスホーフェンで行われた最終戦で小林陵侑は5位となり、4試合の合計1,162.3ポイントをマークして堂々のジャンプ週間総合優勝を決めた。総合優勝を競う一番のライバルだったマリウス・リンドヴィク(ノルウェー)は今日は10位に終わったため、最終的に首位の小林陵侑と総合2位のリンドヴィクの差は24.2点まで開いた。総合3位となったグランルードとの差は34.1点だった。
小林陵侑は既に2018/19シーズンにジャンプ週間総合優勝を飾っており、今回で2度目の快挙となった。「すごく嬉しい。でもちょっと疲れた。ずっと安定したジャンプを見せることができて、とても良かった。グランドスラムが果たせなくて少し残念だけど、(ジャンプ週間総合優勝の)金のイーグルトロフィーを手にすることができてとても嬉しい。2度目のジャンプ週間総合優勝を達成できるとは思ってもみなかった。記念すべき70回目のジャンプ週間でそれが果たせて特別嬉しい」と、小林陵侑は喜びを伝えた。
今日のビショフスホーフェン戦で予想外の活躍を見せて優勝したのは、地元オーストリアのダニエル・フーバー(286.8ポイント)だった。2位はノルウェーのハルヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)、3位はドイツのカール・ガイガーだった。
フーバーにとっては、初のワールドカップ(W杯)優勝となる。「ここ数週間、僕にとって厳しい時期だった。上位も狙えるはず、と分かってはいても難しい期間だった。もう何年も何年も頑張ってきたけど、時には自分自身を疑ってしまう時期もあった。だから今日は信じられないような日。自信がどんどんわいてきて、期待はできないけど、やりとげそうな自分を感じていた。ホームゲームで初のW杯優勝を祝えるのは感動的なこと。言葉で表すのは難しい」と、今日の優勝を決めた後に感極まった様子で話した。
ドイツのカール・ガイガーは今日は3位となり、第70回ジャンプ週間をまずまずの形で締めくくることができた。1週間前には今季ジャンプ週間の優勝候補としてスタートしたガイガーだったが、最終的に総合4位となった。
マルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)はジャンプ週間総合5位だった。
今日の試合で日本チームからは、佐藤幸椰が4位、小林陵侑が5位、小林潤志郎が14位に入り、佐藤慧一は45位となった。
ジャンプ週間総合ランキングでは、優勝した小林陵侑の他に佐藤幸椰が10位でトップテン入りを果たし、小林潤志郎が17位、中村直幹が28位、伊東大貴が32位、佐藤慧一が54位だった。
W杯総合成績では小林陵侑が841ポイントで首位、カール・ガイガーが785ポイントで2位、ハルヴォル=エグナー・グランルードが613ポイントで3位に続いている。
次のスキージャンプ男子W杯は、早くも1月8日(土)・9日(日)のビショフスホーフェン大会へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。