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小林陵侑 インスブルック予選1位でグランドスラムに照準

作成: 03.01.2022 16:28 / sk

日本の小林陵侑が2018/19シーズンに続いてジャンプ週間で2度目のグランドスラム(4戦全勝)を果たせるかもしれない。ジャンプ週間前半、ドイツのオーバーストドルフとガルミッシュ=パルテンキルヒェンで2連勝を挙げた小林陵侑は、1月3日(月)オーストリア・インスブルックのベルクイーゼルで行われた予選でも首位となった。小林陵侑の活躍から目が離せない。

今日の予選の前に行われた公式トレーニングではマルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)が139mのスーパージャンプを収めて注目を集めた。

その後の予選では、25歳の小林陵侑が126.5mを飛んで、2位のヤン・ホアル(オーストリア)に1.4点差、3位のキリアン・パイアー(スイス)に4.9点差で1位となった。

 

今の小林陵侑は、2018/19シーズンに完全優勝を飾った時のように向かうところ敵なしのように見える。

予選2位となったヤン・ホアル(オーストリア)は、「小林陵侑は今ものすごく強いし安定している。だから僕は2位だった。またかなり良いジャンプを収めることができて嬉しい。この調子で更に頑張る。これまでもずっと悪くはなかったんだけど、小さなミスが大きな差を生んでしまっていた」と、説明した。

 

スロベニアのロヴロ・コスもまた納得のジャンプを見せた。22歳の新人コスは、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で3位入賞を果たしたが、今日の予選でも5位と上位につけた。ジャンプ週間総合ではなんと3位につけている。

Severin Freund

 

ドイツ勢のトップはセヴェリン・フロインドで6位だった。フロインドは納得のジャンプを収めた後に、「沢山トレーニングしたからといって、いつもそのジャンプ台でうまくいくとは限らない。それでもインスブルックは本当に特別なジャンプ台で、夏のうちにコンセプトを決めておくのは役に立つ。ここでは、早めに完璧なポジションにもっていくのではなくて、後半に合わせていかなくては」と、解説した。

 

マルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)も予選後に満足した様子で、「8位に終わったけど、予選はまあまあだったと言える。今日のところは総合成績がどうかは気にしていない。(最終戦が行われる)ビショフスホーフェンでは気にしてしまうかもしれないけど、今日はまだ」と、話した。カール・ガイガーは10位だった。

第70回ジャンプ週間は、ポーランドのカミル・ストッフにとっては失意の展開となっている。ストッフは今回のジャンプ週間ではなかなか調子をつかめず、今日は59位で予選敗退となった。ジャンプを終えた後、ストッフは途方に暮れた様子でジャンプ台を後にした。

 

復帰したミヒャエル・ハイボック(オーストリア)も51位で本戦進出を逃した。

 

日本チームからは他に、佐藤幸椰が7位、中村直幹がロバート・ヨハンソン(ノルウェー)と同点の11位、小林潤志郎が20位、伊東大貴が35位に入った。佐藤慧一は58位だった。

 

ジャンプ週間の3試合目となるインスブルック本戦は、1月4日(火)13:30(日本時間21:30)から開催される予定だ。

 

全リザルト

スタートリスト(1本目:ノックアウト方式)

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

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