01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
全リザルト » |
12月29日(水)降り続く雨の中、第70回スキージャンプ週間の開幕戦がドイツ・オーバーストドルフで開催され、日本の小林陵侑が優勝した。2位・3位はノルウェーのハルヴォル=エグナー・グランルードとロバート・ヨハンソンが並んだ。地元のカール・ガイガーは勝者に6.1点差で5位となった。
今日のオーバーストドルフ戦は、12月12日のワールドカップ・クリンゲンタール大会を再現したようだった。またしても止まない雨の難しい条件の下、またも小林陵侑が勝利を掴み、またもノルウェー勢がもの凄い団体成績を収めた。
特にファイナルラウンドで圧倒的な強さを見せた小林陵侑は、「これからの試合とジャンプ週間総合に向けて、プレッシャーは全然感じていない」と、試合後のインタビューに平然とした様子で答えた。小林陵侑は1本目では5位につけていたものの、2本目で今日の最長不倒となった141mのジャンプを決めて優勝を完璧なものとした。
ハルヴォル=エグナー・グランルードとロバート・ヨハンソンが表彰台に上がり、マリウス・リンドヴィクも4位に入り、ノルウェーのファンを沸かせた。
立派な口ひげがトレードマークだったロバート・ヨハンソンは一昨日からひげ無しの姿で現れ、「今日の僕の成績に驚いた人もいるかもしれないけど、僕にとってはこの冬ずっとうまくいっていた。ただ今日の試合までは実力を試合で示すことができなかった。今日の成績を次の試合にもつなげて、上位争いに食い込んでいけるようにしたい」と、話した。
ドイツチームも、表彰台入りを期待されたカール・ガイガーが5位に終わったものの、勝者小林との差は6.1ポイントにとどまり、マルクス・アイゼンビッヒラーが7位、シュテファン・ライエが9位で、トップテンに3人入り、まずまずの結果となった。
残る3試合を前に上々のポジションにつけているガイガーは、「まずまずの出来。天気は許容範囲だったし、もっと上手くいってもよかったけど僕のジャンプもそれなりに決まった。本当は嫌だったけど、試合前にプレッシャーを感じてしまっていた。それも加味すると、今日は良い試合だったと言える」と、話した。
スイスチームもグレゴア・デシュヴァンデンが10位、シモン・アマンが13位、キリアン・パイアーが14位に入り、再び優秀な結果を収めた。ベテランのアマンは今日の健闘で、ようやく北京五輪への出場権が確定して特別喜んだ。
日本チームからは1位の小林陵侑の他に、兄・小林潤志郎が11位、佐藤幸椰が16位、中村直幹が20位に入った。伊東大貴は34位、佐藤慧一は46位だった。
ジャンプ週間は12月31日(金・大晦日)、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン(ドイツ)での予選へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。