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オーバーストドルフ予選 小林陵侑がガイガーを抑え1位

作成: 28.12.2021 18:38 / sk

第70回スキージャンプ週間がいよいよ開幕した。12月28日(火)ドイツ・オーバーストドルフにて、降り続く雨とコロコロ変わる強い風の中、良い条件とは言いがたかったが、開幕戦のための予選が開催された。

風と雨のため度々中断されたものの、スポーツ的観点からはジャンプ週間開幕において求められる全てが揃い、充実した結果となった。

優勝有力候補の筆頭、小林陵侑が129m(149.3ポイント)のジャンプで強豪を抑え予選1位の座をつかんだ。開催地オーバーストドルフ出身のカール・ガイガーは、127.5m(144.9ポイント)で2位、3位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングとハルヴォル=エグナー・グランルードが144.5ポイント(132m)の同点で並んだ。

Ryoyu Kobayashi

 

小林陵侑は予選後のインタビューで、「今日の最初の2本(公式トレーニング)は想像したようにはいかなかった。でも3本目、予選のジャンプは本当に上手くいった。今日みたいな天候条件は、ジャンプ台の責任者や整備してくれる人達にとっては大変で、誰も怪我などしないように、と祈っている」と、話した。

 

ガイガーは、「クリスマス休暇後は、いつもどうなるか分からないものだから、この結果にとても満足している。今日の天気は本当にひどかった。明日はもっとひどくなるって言うし、それに備えて今日は良い準備になった」と、話した。

 

上位4人の後には他の全ての有力候補が続いた。5位〜7位にキリアン・パイアー(スイス)、マルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)、シュテファン・クラフト(オーストリア)が並んだ。

 

今日注目を集めたのは、長く試合を欠場していたセヴェリン・フロインドだった。フロインドは9位となり、堂々のワールドカップ復帰を祝った。

 

それに対し、フロインドのチームメイト、アンドレアス・ヴェリンガーは51位となり、上位50人による本戦に進めず厳しい結果となった。

密かに総合優勝の期待を持たれていたティミ・ザイツ(スロベニア)も55位で予選敗退となり、総合上位に食い込む望みを早くも失ってしまった。

 

日本チームからは1位の小林陵侑の他に、中村直幹が26位、小林潤志郎29位、佐藤幸椰が31位、佐藤慧一が43位、そして伊東大貴も50位となり、全員が本戦進出を決めた。

 

第70回 ジャンプ週間の開幕戦は、12月29日(水)16:30(日本時間 翌0:30)から開催される予定となっている。

 

全リザルト

スタートリスト(1本目ノックアウト方式)

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

関連トピック

統計

最長不倒
141.0m
Kobayashi, Ryoyu (JPN)
最短ジャンプ
102.5m
Zografski, Vladimir (BUL)
平均飛距離
120.3m
K点越えジャンプ
63.3%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Österreich
Norwegen
Kobayashi, Ryoyu
19.12.21
Engelberg
Japan
19.12.21
Kobayashi, Ryoyu (JPN) Engelberg