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W杯男子エンゲルベルク第1戦 ガイガーV、小林陵侑2位

作成: 18.12.2021 18:59 / sk

12月18日(土)、ワールドカップ男子エンゲルベルク大会(スイス)の第1戦で、スキーフライング世界選手権王者のカール・ガイガー(ドイツ)が優勝した。大接戦の末、ガイガーが日本の小林陵侑とスロベニアのティミ・ザイツを抑えて今季2勝目を飾った。

この冬はスリリングな試合に富んでいるが、そんな中でも今日は一番ハラハラのファイナルラウンドだった。

現在ワールドカップ(W杯)総合首位のカール・ガイガーは、小林陵侑を筆頭とする強豪選手との素晴らしい試合で勝利を遂げた。

 

ガイガーは、「表彰式でのこの時間を満喫することができた。今日は簡単ではなかった。とにかくもの凄く集中しなくてはだったけど、全てがうまくいった。今日のこの試合で綺麗なジャンプを2本揃えることができて本当に良かった」と、表彰式直後のインタビューで喜びを伝えた。

ガイガーにとってはW杯通算11勝目、今季2勝目となり、W杯総合得点でも2位との差を118点まで広げた。 これでガイガーは、ドイツ・オーバーストドルフでの第70回スキージャンプ週間の開幕戦にW杯総合リーダーとして参戦することが確定した。現在ガイガーは総合514点で、2位の小林陵侑は396点となっている。

 

今日の3位はスロベニアのティミ・ザイツが手にした。21歳のザイツは好調で、1本目では首位につけており、ファイナルラウンドでも良いジャンプを収めたものの、ガイガーと小林には越されてしまった。

 

4位につけたのは開催国スイスのキリアン・パイアーで、ひどい怪我の後少しずつ調子を取り戻しており、19日(日)のエンゲルベルク第2戦での表彰台入りへの期待が高まる。

ヤン・ホアルはオーストリア勢のトップで5位だった。

Ryoyu Kobayashi

 

今日の試合はものすごくレベルが高く、カミル・ストッフ(ポーランド)が6位、ハルヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)が7位、アンツェ・ラニセク(スロベニア)が8位、シュテファン・クラフト(オーストリア)が9位、マリウス・リンドヴィク(ノルウェー)が10位と、トップ選手でもトップテンに入れば満足という様子だった。

 

日本チームからは2位の小林陵侑の他に、佐藤幸椰と中村直幹がオーストリアのダニエル・フーバーと同点で22位に入った。小林潤志郎と伊東大貴は同点で31位となり、上位30人によるファイナルラウンドには惜しくも進めなかった。

 

W杯男子エンゲルベルク第2戦は、12月19日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
140.5m
Kobayashi, Ryoyu (JPN)
最短ジャンプ
104.0m
Fannemel, Anders (NOR)
平均飛距離
126.1m
K点越えジャンプ
73.4%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Geiger, Karl
20.11.21
Nizhny Tagil
Deutschland
04.12.21
Schmid, Katharina (GER) Lillehammer