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W杯エンゲルベルク大会 小林陵侑が予選トップ!

作成: 17.12.2021 18:45 / sk

スキージャンプ男子エンゲルベルク大会(スイス)で、12月17日(金)に第1戦の予選が行われ、小林陵侑が1位になった。ヒルサイズ140mのラージヒルで、小林は136.5mのジャンプを決めて、僅差ながらスロベニアのティミ・ザイツ(飛距離は同じ、3.2点差)を2位に、オーストリアのヤン・ホアル(135.5m)を3位に抑えた。現在ワールドカップ総合首位のカール・ガイガーはドイツ勢のトップで10位だった。

2018/19シーズンでワールドカップ(W杯)総合優勝を飾った小林陵侑は、先週日曜のドイツ・クリンゲンタール戦も優勝しており、今日もまた好調さを裏付けた。

ずっとザイツが首位につけていたが、最後から2番目に飛んだ小林陵侑が目前にあった1位の座をかっさらっていった。

 

小林陵侑は今日の成功を喜び、エンゲルベルク大会の2試合でビッグジャンプを収めると予告し、意欲満々だ。

 

上位3人に並び、ノルウェー勢もまた強さを見せた。先週日曜のクリンゲンタール第2戦では2〜6位を独占したノルウェーだったが、今日はそれ程までではないにしてもロバート・ヨハンソンが4位、マリウス・リンドヴィクが6位、ハルヴォル=エグナー・グランルードが9位と、再度納得の成績を収めた。

 

今日の予選で10位になったカール・ガイガーは、「今日はベストジャンプとは言えないまでも、良い予選になったと思う」と話した。

ガイガーにとって今週末の大会では、小林陵侑との距離を保ってW杯総合リーダーとしてスキージャンプ週間に臨めるかどうかが重要になってくる。現在W杯総合でガイガー(424点)が首位、小林が316点で2位に続いている。

 

カミル・ストッフは、先週日曜の試合を副鼻腔炎のため欠場したが、今日はまたポーランド勢のトップとして5位に戻ってきた。それに対して、ストッフのチームメイト、ピオトル・ジーワは意外にも今日の予選で60位となり、本戦進出を逃した。

 

日本チームからは小林陵侑の他に、中村直幹が16位、佐藤幸椰が26位、小林潤志郎が30位、伊東大貴が49位に入った。佐藤慧一は52位で、惜しくも上位50人による本戦への出場を果たせなかった。

 

W杯男子エンゲルベルクの本戦は、12月18日(土)と19日(日)のそれぞれ16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
140.5m
Kobayashi, Ryoyu (JPN)
最短ジャンプ
104.0m
Fannemel, Anders (NOR)
平均飛距離
126.1m
K点越えジャンプ
73.4%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Geiger, Karl
20.11.21
Nizhny Tagil
Deutschland
04.12.21
Schmid, Katharina (GER) Lillehammer