01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月12日(日)、ワールドカップ男子クリンゲンタール大会(ドイツ)で第2戦が行われ、日本の小林陵侑が勝利に輝いた。土曜に打って変わって日曜の試合は小雨の中、難しいコンディションとなった。小林陵侑の後にはノルウェー勢がなんと5人も続いた。
クリンゲンタール第2戦が終了した後のスコアボードには珍しい結果が映し出された。
ノルウェー勢が2位〜6位までズラリと並び、優勝候補と見られていたカール・ガイガーやマルクス・アイゼンビッヒラーを擁するドイツチームは散々で、アンドレアス・ヴェリンガーが21位、カール・ガイガーが22位、マルクス・アイゼンビッヒラーは40位だった。ドイツ勢のトップはコンスタンティン・シュミットで8位だった。
クリンゲンタールのフォクトランド・アリーナの助走路は、通常であれば非常に固くスピードが出るはずだが、今日は雨のためスピードが出にくかった。
ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファング(6位)は、「僕達はこの数ヶ月間オスロのジャンプ台で、今日みたいなコンディションでトレーニングしてきたから、今回はそれが利点になったと思う。こういう条件に僕達はとても慣れているし、僕らのチームには遅めの助走スピードのスペシャリストであるロバート・ヨハンソンとダニエル=アンドレ・タンデという二人がいるからね」と、チームの成功の秘訣を明かした。
今日の勝者、小林陵侑もこの特別な条件に慣れた様子で、「こういうコンデイションで沢山練習してきたから、うまく対応できる。僕はこれまで、こういう難しい条件の時にとても良い順位につけたことが多い」と、話した。
3月のプラニツァにて恐怖の大転倒で負傷したダニエル=アンドレ・タンデにとって今日の2位入賞は、世界トップへの完全な復帰を意味する。
タンデは、「今日のこの成績が僕にとってどんな意味を持つのかを説明するのは難しい。なぜ僕がまだこのスポーツを続けているかという理由が、こういう瞬間にあると思う。こんなに早くトップにもどることができたのは、説明が本当に難しい」と、圧倒された様子で話した。
今日、オーストリアチームのトップだったのはフィリップ・アッシェンヴァルトで10位、マヌエル・フェットナーは11位だった。前日の勝者、シュテファン・クラフトは26位に終わった。
日本チームからは小林陵侑の他に、小林潤志郎が9位でトップテン入りを果たし、中村直幹が20位、佐藤幸椰が27位に入った。佐藤慧一と伊東大貴は38位・39位に並んだ。
ワールドカップ(W杯)総合成績では、引き続きカール・ガイガー(414点)が首位、小林陵侑(316点)が2位に浮上し、3位はシュテファン・クラフト(311点)となっている。
W杯男子は、来週末のスイス・エンゲルベルク大会での2試合へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。