01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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12月5日(日)、ワールドカップ(W杯)男子ヴィスワ大会(ポーランド)で個人戦が行われ、23歳のヤン・ホアル(オーストリア)がW杯初優勝を飾った。良好なコンディションのもとで行われたスリリングな試合で、ザルツブルク出身のホアルは、ノルウェーのマリウス・リンドヴィクを2位に、チームメイトのシュテファン・クラフトを3位に抑えて初勝利を手にした。
ヤン・ホアルは今日の試技で着地後にかなりひどく転倒しヒヤリとさせられたが、試合では納得のパフォーマンスを見せた。
ホアルは、「今日は色んなことがあった。トライアルラウンドで久々の転倒をしてしまった。転倒も時々は必要なのかも。もし誰かが2週間前に、僕がヴィスワ大会の団体戦と個人戦で優勝するよ、なんて言ったら笑って聞き流していたのに」と、初勝利を収めて興奮気味に話した。
2016年のミヒャエル・ハイボック以来、オーストリア人選手でW杯優勝を挙げたのは唯一シュテファン・クラフトだけだった。ホアルが加わりオーストリアチームを牽引するのはクラフトだけでは無くなった。
ドイツチームからは表彰台入りは叶わなかったものの、ものすごい接戦の中で優秀な団体成績を収めることができた。カール・ガイガーが4位、マルクス・アイゼンビッヒラーが5位、ピウス・パシュケが7位に入った。
アイゼンビッヒラーは、「今日の成績に満足している。まだ修正していかなくてはいけないことはいくつかあるけれど、今日はこれで満足している」と話した。
ツェネ・プレウツはスロベニア勢のトップで6位、チームメイトのロヴロ・コスはW杯自己最高の8位入賞を果たした。
スキージャンプW杯では今シーズンが始まって、現在5試合の個人戦が終わったところだが、全5試合で違う勝者を出し、しかも全5人が違う国の選手だ。
ノルウェーのハルヴォル=エグナー・グランルードは今日一番のドラマを見せた。まずトライアルラウンドで絶好調の頃のような最高飛距離を出したものの、本戦の1本目では転倒してしまった。グランルードは転倒を防ぐのに精一杯で飛距離は102.5mにとどまり48位となり、2本目に進めなかった。
グランルードだけでなく、他の有力選手もファイナルラウンドへの出場を果たせなかった。シュテファン・ライエ(ドイツ)、ダヴィド・クバツキー(ポーランド)、アンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)、ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)は1本目だけで敗退となった。
日本からは、小林潤志郎が15位、佐藤幸椰が19位、中村直幹が20位、佐藤慧一が23位に入った。
W杯総合成績では引き続きカール・ガイガーが首位(355点)、2位はスロベニアのアンツェ・ラニセク(272点)、3位はドイツのマルクス・アイゼンビッヒラー(237点)となっている。
スキージャンプ男子W杯は、来週末のクリンゲンタール大会(ドイツ)へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。