01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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今回の世界選手権はなんとも驚きの展開となっている。ノルディックスキー世界選手権オーバーストドルフ大会(ドイツ)で2月28日(日)、男女混合団体戦が行われ、ドイツチームが金メダルを獲得した。カタリーナ・アルトハウス、マルクス・アイゼンビッヒラー、アンナ・ループレヒト、カール・ガイガーの4人で臨んだドイツは、ノルウェーを2位に、オーストリアを3位に抑えた。
こうなるとは誰も予想していなかった。 ドイツチームはタイトル保持者として参戦していたものの、この冬はあまり調子がつかめておらず、各国のレベルが拮抗していることもあり、例えメダルが望めたしても金は無理だと思われていた。
しかし今日の試合が進行する中で、ドイツチームの全員が実力通りの好調なジャンプを見せることができて、良い日に巡り合わせたことがはっきりしてきた。その団結力が最終的に、2位のノルウェーに5.2点差、3位のオーストリアに14.3点差となって現れた。
マルクス・アイゼンビッヒラーは、「今日のこの成功を可能にしてくれたチームのみんな、そして関わってくれた全員にものすごく感謝している。今日ここで優勝できるとは全く思ってもいなかった」と、圧倒された様子で話した。
アイゼンビッヒラーは、2年前の世界選手権ゼーフェルト大会の男女混合団体戦で、今日も参戦したカールガイガーとカタリーナ・アルトハウスと共に金メダルをとっていた。
強豪ノルウェーチームはシルイェ・オプセッツ、ロバート・ヨハンソン、マーレン・ルンビュ、ハルヴォア=エグナー・グラネルードというチーム編成で2位となった。グラネルードは1回目で意外にも点を取り損なってカール・ガイガーに遅れをとり、期待されていたような点差を生み出すことができなかった。
マーレン・ルンビュは、「(ノーマルヒル個人戦に続き)もう一つ銀メダルをとることができて嬉しい。僅差で今日の勝者に届かなかったから少し悲しくもある。私達にとって良い試合になった。今はラージヒル戦を楽しみにしている」と、話した。
オーストリアチームの中では、マリタ・クラマーが今日もまた現在絶好調であることを強調した。クラマーは女子の中でカタリーナ・アルトハウスを抑えて最高成績を収めた。
クラマーはORF(オーストリア国営放送)のインタビューで、「私達はメダルを狙って本当に頑張った。そして今メダルを手にすることができた。1本目のジャンプでは着地があまりうまくいかなかったけど、2本目ではだいぶうまくいった」 と、語った。
4位はスロベニアチームだった。優勝候補の呼び声が高かったスロベニアだが、女子ノーマルヒル個人戦で金メダルをとったエマ・クリネッチの調子が今日に限ってふるわず、早い段階でもうこの試合でのメダル獲得は無理だと明らかになった。
日本チームは、伊藤有希、佐藤幸椰、高梨沙羅、小林陵侑の4人で臨み5位となった。最初に飛んだワールドカップ通算5勝の伊藤有希のジャンプが75mだった時点で、今日のメダルへの希望は早くもついえてしまった。そこでの失点は最後までカバーすることができなかった。
ポーランドチームは、アンナ・トワルドス、ピオトル・ジーワ、カミラ・カルピエル、ダヴィド・クバツキーで臨んで健闘し6位に入り、混合チームとしてはかなり優秀な成績を収めた。
7位はロシアスキー連盟チーム、8位はチェコチームだった。
世界選手権オーバーストドルフ大会では、この後はラージヒルへと舞台を移して試合が行われる。
まずは3月2日(火)に女子の予選、3日(水)に女子個人戦が予定されており、5日(金)に男子個人戦、そして6日(土)には男子ラージヒル団体戦が続くことになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。