01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2試合が予定されているスキージャンプ・ワールドカップ男子クリンゲンタール大会(ドイツ)で、2月6日(土)に第1戦が行われ、ノルウェーのハルヴォア=エグナー・グラネルードが優勝した。みぞれの降る中グラネルードは、ポーランドのカミル・ストッフを2位に、スロベニアのボア・パヴロフチッチを3位に抑えて優勝した。
ハルヴォア=エグナー・グラネルードが今見せている好調さと、その結果としての連勝はそろそろ空恐ろしくなってきた。24歳のグラネルードは意のままに勝数を重ねているように見える。グラネルードは今日の試合で3連勝となり、今シーズン9勝目となる勝利を祝った。
しかも、これまでの試合と同じくグラネルードは後を追うライバルに明らかな差をつけて圧倒的な勝利を収めた。今日のクリンゲンタール戦では2位のカミル・ストッフに12.6ポイントもの差をつけていた。
グラネルードは、「1本目での難しい状況に上手く対処できて、とても満足している。テストジャンパーが飛ぶからと言われて、僕は一度スタートバーから下りなくてはいけなかったんだけど、結局テストジャンパーは飛ばなかった。ちょっとせかされたけど、僕は落ち着いていられた。その後の2本目は本当にうまくいった。こういうジャンプができると、とにかくものすごく楽しい。今日は僕にとって完璧な一日になった。明日も今日と全く同じようにできるようにしたい」と、勝利を喜んだ。
2位となったカミル・ストッフも嬉しそうな様子で、「満足している。正直に言うと、今日の自分の成績に少し驚いているぐらい。昨日はまだ自分のジャンプの細部でかなりの問題があると思っていた。原因を追求して小さなミスを修正するのはかなり難しいこと。それでも今日は全てとてもうまくいった。今日は僕にとっても、ポーランドチーム全体にとっても素晴らしい試合になった」と、話した。
ポーランドチームからは、ストッフの他にもピオトル・ジーワが4位、ダヴィド・クバツキーが6位に入った。
3位になった22歳のボア・パヴロフチッチにとっては初のワールドカップ(W杯)表彰台入りとなったが、ヴィリンゲン大会や昨日の公式トレーニングとプロローグでのパフォーマンスを見れば納得の成績と言って良いだろう。
パヴロフチッチは、「初めて表彰台に立つことができて、とても素晴らしい気分。昨日のジャンプの後に、もし自分のベストジャンプが揃えられたら今日は表彰台入りも叶うと信じていた。明日も今日みたいな2本を揃えられたらいいと思う。そうしたらまた上位入賞も狙える」と、試合後のインタビューで更なる意欲を見せた。
今日のドイツ勢最高成績は、ピウス・パシュケの7位だった。マルクス・アイゼンビッヒラーは9位、コンスタンティン・シュミットは25位、マーティン・ハマンは29位だった。セヴェリン・フロインドとカール・ガイガーは31位と32位で、上位30人による2本目に進めなかった。
オーストリア勢のトップはフィリップ・アッシェンヴァルトで16位、トーマス・ラックナーとシュテファン・クラフトが18位と19位に並んだ。
日本チームからは、佐藤幸椰と小林陵侑が10位と11位に並び、佐藤慧一が15位、中村直幹が26位、伊東大貴は39位だった。
W杯個人総合得点では、ハルヴォア=エグナー・グラネルードが1,306ポイントで引き続きリード、2位はドイツのマルクス・アイゼンビッヒラー(917ポイント)、3位はポーランドのカミル・ストッフ(805ポイント)となっている。
まだ今季のW杯個人戦は10試合もあるが、絶好調のグラネルードはもう既に約400点もの差をつけて首位に立っており、目標だったW杯総合優勝もいよいよ現実味を帯びてきた。今のところ、グラネルードの勝つべき相手は自分だけとなっている。
W杯クリンゲンタール大会の第2戦は、2月7日(日)14:30(日本時間22:30)から始まることになっている。
*当サイトの「Live-Ticker(ライブリザルト)」で、全てのジャンプを逐一チェックすることができます!
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。