01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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1月16日(土)、ワールドカップ男子ザコパネ大会(ポーランド)で団体戦が開催され、オーストリアチームが優勝した。ダニエル・フーバー、フィリップ・アッシェンヴァルト、ミヒャエル・ハイボック、ヤン・ホアルの4人で臨んだオーストリアは、手に汗握る試合で合計991.2ポイントを獲得し、強豪ポーランド(982.3ポイント)を2位に抑えた。3位はノルウェー(974.8ポイント)だった。ドイツチームは6位に終わった。
ザコパネのヴィエルカ=クロキエフ・スキージャンプ台では今日、変わりやすい風が吹き降雪もあって難しい天候条件となったが、この上なくスリリングな試合となった。
ポーランドチームの優勝はほぼ確実と思われていたが、若手アンジェイ・ステカラの2本目のジャンプが115.5mと伸び切らず、3人目に飛んだ一騎打ちの相手であるフィリップ・アッシェンヴァルト(オーストリア)に18mもの差をつけられた。これでオーストリアが首位に浮上した。最終的にオーストリアとポーランドの差は8.9ポイントとなった。
オーストリア勢のスタートジャンパーとして飛んだミヒャエル・ハイボックは、1本目で140.5mを飛んで理想的なスタートを切った。しかし、途中ではポーランドに圧倒的リードを取られていた。
ハイボックは、「今日の勝利はものすごく励みになる。今日僕らはノーマークの状態で試合に来たけど、試合中にお互いを鼓舞し合うことができたのが良かったんだと思う。もちろんアンジェイ・ステカラが2本目でちょっと外れてしまったっていうのもあるから、運の問題もあったはず」と話した。
オーストリアにとってはザコパネの団体戦で初めての優勝となり、予想外の大成功となった。
ポーランドチーム(ピオトル・ジーワ、カミル・ストッフ、アンジェイ・ステカラ、ダヴィド・クバツキー)は、ステカラの悲運の2本目で首位を奪われるまでは、試合を圧倒的に制しているように見えた。
最終的には試合のレベルがものすごく高かったということで、ヘッドコーチのミハル・ドレジャルが率いるポーランドチームも2位入賞を喜んだ。
日本チーム(小林陵侑、小林潤志郎、佐藤慧一、佐藤幸椰)とスロベニアのチームは熾烈な4位争いを繰り広げた。 結局スロベニアが追い抜き、日本は11ポイント差で5位となった。
マルクス・アイゼンビッヒラー、カール・ガイガー、セヴェリン・フロインド、ピウス・パシュケの4人で臨んだドイツは、期待はずれの6位に終わった。
ドイツのヘッドコーチ、シュテファン・ホルンガッハーは、「今日は個々のミスが多すぎた。チームにとって難しい状況。これから落ち着いて分析して、明日はまた全力を尽くす」と、失意の結果となった試合を終えてコメントした。
フィンランドチームは7位、スイスは8位となった。イタリアチームは9位で、上位8チームによるファイナルラウンドには進めなかった。
ワールドカップ国別総合成績では、現在ポーランドが2,748ポイントで首位、2位はノルウェー(2,680ポイント)、3位はドイツ(2,186ポイント)となっている。日本は1,264ポイントで6位につけている。
ザコパネ大会の個人戦は、1月17日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。