01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
全リザルト » |
11月22日(日)ポーランド・ヴィスワでスキージャンプ・ワールドカップ2020/21シーズン最初の個人戦が開催され、ドイツチームにとっては理想的な幕開けとなった。息を呑むような展開だった今日の試合で、ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーはワールドカップ通算2勝目を挙げ、カール・ガイガーも2位に並んだ。3位はオーストリアのダニエル・フーバーだった。
アイゼンビッヒラーは今日の勝利で早速ワールドカップ首位がつける黄色いビブを引き継ぎ、「好調なのは自覚していたけれど、優勝できるとは思っていなかった。今日の試合は特に荒れたから、とにかく今はワールドカップ2勝目を果たせてものすごく嬉しい」と喜びを伝えた。「この黄色いビブは小さな子供の頃からの夢だったから、クリスマスを迎えた子供みたいな気分。僕にとって、リーダービブを着けられる者というのはいつだって強くて大きな存在だった」と、アイゼンビッヒラーは見るからに感動した様子で試合後のインタビューに答えた。
ドイツ人選手がヴィスワ大会で優勝したのは、アンドレアス・ヴェリンガーが2014年に果たして以来、これで2回目となった。
ドイツチームからは、カール・ガイガーも2位に続いて大成功の日となった。
ガイガーは、「今日の試合は風がころころ変化してスリリングで厳しいものだった。この成績が出せてとても嬉しい。これまでに僕らのチームが開幕戦で1・2位を独占できたことがあったのかどうなのか分からないけど、これはもう本当に素晴らしいこと。この結果は、僕らが夏にうまくトレーニングできた成果だと思う」と話した。
オーストリアのダニエル・フーバーは、1本目で今日の最長不倒となった138.5mのジャンプを決めて、最終的に3位となった。
オーストリアチームが優勝した前日のヴィスワ団体戦にも参戦したフーバーは、「今日は2本とも良いジャンプが揃えられて嬉しい。風がものすごく変わりやすい難しい条件の中で、もちろん運も必要だったけれど、それはスキージャンプではいつものこと」話した。
4位にはノルウェーのハルヴォア=エグナー・グラネルド、5位にはポーランドのピオトル・ジーワが続いた。
アンツェ・ラニセクはスロベニア勢のトップで6位、日本の佐藤幸椰は7位だった。
日本チームからは他に、小林潤志郎が15位、佐藤慧一が17位、小林陵侑が27位に入り、伊東大貴は41位だった。
今日一番の驚きの健闘を見せたのは、カナダのマッケンジー・ボイド=クローズで、9位という好成績を収めた。
ワールドカップは来週末のフィンランド・ルカ大会へと続く。ルカ大会では個人戦2試合が予定されている。
スキージャンパー達は、早くも水曜日(11/25)にチャーター便でフィンランドに飛ぶことになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。