01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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新型コロナの影響で長いブランクを強いられて以来、初めてのスキージャンプ男子の試合が8月22日(土)にポーランド・ヴィスワで開催された。感染予防対策で入場観客数を999人までと制限されたアダム・マリッシュ・ジャンプ競技場だったが、開催国ポーランドの3人ダヴィド・クバツキー、カミル・ストッフ、ピオトル・ジーワが表彰台を独占して、会場を大いに盛り上げた。
ヴィスワのスタジアムに集まった観客は高レベルな試合を目の当たりにすることができた。しかも上位3人に加え、4位にトマシュ・ピルヒ、6位にシュテファン・フーラも入り、ポーランドチームにとっては大成功の試合となった。
ポーランド勢の活躍で盛り上がった今日の試合で、ヘッドコーチのローニー・ホルンシュー率いるスイス勢も上位に入り予想以上の健闘を見せた。5位に入ったシモン・アマンと7位のグレゴア・デシュヴァンデンはジャンプの後に共に諸手を挙げて喜び、12位に入ったキリアン・パイアーと共に優秀な団体成績を収めた。
オーストリア勢のトップだったのはフィリップ・アッシェンヴァルトで9位だった。
アッシェンヴァルトは、「僕にとっては手堅い再開となった。1本目は難しい条件だった上に、自分のジャンプを完璧には決められなかった。テイクオフでとにかくほんの少しだけ足りないものがあった。その後2本目はもうちょっと上手くおさめることができた。明日こそは本当に良いジャンプを2本揃えられるようにしたい。何にしても、やっとまた試合ができて良かった。大会主催者もFIS(国際スキー連盟)も素晴らしい仕事をしてくれたと思う」と話した。
オーストリアチームのシュテファン・クラフト(腰の不調のため)とミヒャエル・ハイボックは参戦しなかった。
ドイツチームではモーリッツ・ベアーが10位でトップだった。カール・ガイガーとマルクス・アイゼンビッヒラーは参戦しなかった。同じくドイツのダヴィド・シーゲルは、怪我による長いブランクから上々のカムバックを果たし27位につけた。
多くのトップチームが様々な理由から参戦できなかった。例えばロシア、カザフスタン、フィンランドの選手はポーランドへの入国ができなかった。他の国では、ポーランドから帰国後再入国時に10日間の自主隔離が必要なため(例えばノルウェー)、参加を断念した選手もいた。日本チームは論理的には参戦も可能だったかもしれないが、現実的には各種の複雑な手続きが必要となりヨーロッパへの遠征を控えることになった。
今日の試合は、冬のワールドカップシーズンに向けて細かい点を試すという意味でも、全体的に見てうまくいった。
更に、新しくFISレースディレクターに就任したイタリア出身のサンドロ・ペルティエにとっても大成功の初試合となった。 しかし、試合が終わるまでにあと2分でも長くかかったら、アダム・マリッシュ・ジャンプ台は突風をともなう雷雨に見舞われたため、ジャンプどころではなくなっていたはずで、ギリギリだった。表彰式は雨が激しく降る中で行われた。
グランプリ男子ヴィスワ大会の第2戦は、8月23日(日)17:30(日本時間 翌0:30)から開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。