01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ノルウェーが2018年、2019年に続き、オスロのホルメンコーレンジャンプ台での団体戦で優勝した。3月7日(土)、ノルウェーチームは、無観客で開催された試合にヨハン=アンドレ・フォアファング、ロバート・ヨハンソン、ダニエル=アンドレ・タンデ、マリウス・リンドヴィクの4人で臨み合計997.4ポイントを獲得して快勝を決めた。2位はドイツ、3位はスロベニアだった。
オスロのホルメンコーレンジャンプ競技場は、前日3月6日(金)に引き続き今日も新型コロナウィルス対策で観客の入場が禁止されており、観客席は空だった。その中でも、ノルウェーは最初から最後まで危なげなく、優勝を果たした。
ノルウェーチームの中でも特に強いパフォーマンスを見せたのはヨハン=アンドレ・フォアファングとマリウス・リンドヴィクだった。リンドヴィクは今日の好成績でRAW AIR(ローエア・ノルウェートーナメント)の総合成績で2位に浮上した。
マリウス・リンドヴィクは、「当然ながらRAW AIR総合優勝をかけて全力を尽くして闘うつもりだけど、本当に強い選手が沢山いて優勝を狙ってくるはず。僕らのチームにとって今日の優勝はすごく素晴らしいことで、チームの各人にとってもすごく大事なことだった」と話した。
ドイツは、コンスタンティン・シュミット、ピウス・パシュケ、シュテファン・ライエ、カール・ガイガーのチーム編成で臨み好成績を収め、強豪スロベニアを抑えた。ドイツチームの中では、またもコンスタンティン・シュミットが納得の強さを見せた。前日行われた個人戦のための予選で1位になったシュミットは、土曜の団体戦でも強いところを見せた。シュミットは合計380.4ポイントで現在RAW AIR総合成績で首位、僅差でノルウェーのマリウス・リンドヴィク(379.5ポイント)が2位、スロベニアのジガ・イエラー(378.9ポイント)が3位に続いている。
しかしシュミットは、大成功のRAW AIR2日目を終えてもまだ総合優勝の可能性については考えたくないようだった。「今日の強さを見たら、ノルウェーの選手がRAW AIR総合優勝を狙ってくるのは当然だと思う。でも僕自身が考えるRAW AIR優勝候補はカール・ガイガー。僕自身のことは候補には挙げていない」とシュミットは説明した。
スロベニアチームの中ではジガ・イエラーが最も多くのポイントを稼いだ。金曜の予選でも好パフォーマンスを見せていたイエラーは、RAW AIR総合で意外にも3位につけている。
スロベニア国内で素晴らしい音楽家としても知られるイエラーは、「僕が大事だと思うのは、ただ良いジャンプを飛ぶことだけ。順位のことやRAW AIR総合成績のことは全然考えていない。ジャンプさえ上手くいっていれば、他のことは全部あとからついてくること」と語った。
4位はポーランドだった。
日本チームは、佐藤慧一、小林潤志郎、佐藤幸椰、小林陵侑の4人で臨み5位に入った。
オーストリアは意外にも6位にとどまった。これで、ヘッドコーチのアンドレアス・フェルダー率いるオーストリアチームは、ネーションズカップ首位の座をドイツチームに明け渡すことになった。
ネーションズカップ(国別総合成績)で、現在ドイツが合計4,928ポイントで首位、オーストリアが4,870ポイントで2位、3位にはノルウェー(4,375ポイント)が続いている。
オーストリアのヘッドコーチ、アンドレアス・フェルダーは、「選手たちの調子も良いから、もっと上を狙えると思っていた。最初の瞬間から出遅れて、それを取り戻そうと頑張った。それが残念ながら裏目に出て、力んで上手くいかない選手もいた。そうなると良いジャンプを見せるのは難しい。明日は我々の本来の強さを取り戻せることを祈っている」とインタビューに答えた。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。