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W杯男子札幌大会:小林陵侑がホームで予選トップ

作成: 31.01.2020 10:29 / hn

1月31日(金)、ワールドカップ男子札幌大会で第1戦のための予選が行われ、小林陵侑が1位になった。ヒルサイズ137mの大倉山シャンツェで、小林はオーストリアのシュテファン・クラフトを2位に、ドイツのカール・ガイガーを3位に抑えた。

開催国日本の小林陵侑は132m(128.9ポイント)のジャンプで、132.5mで2位になったシュテファン・クラフトにわずか0.4ポイント差だった。現在ワールドカップ(W杯)総合首位のカール・ガイガーは、トレーニング序盤では苦戦していたが、予選では124.5m(115.5ポイント)のジャンプを決めて3位となった。

ガイガーは「今のラウンドは本当に上手くいった。全てがうまく噛み合った」と、予選での好ジャンプを終えて喜んだ。

 

良好な天候条件のもとで行われた今日の予選で、スロベニア勢トップだったペーター・プレウツが4位に入った。

今季スキージャンプ週間の覇者、ダヴィド・クバツキー(ポーランド)はいつもどおりの強さを見せて5位につけた。
スロベニア勢からはティミ・ザイツが7位、ドーメン・プレウツが9位となり、3人がトップテンに入った。


チェコのローマン・コウデルカはドイツのシュテファン・ライエと同点の10位に入り、最近の復調傾向を裏付けた。

マルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)はコウデルカとライエに続く12位だった。

ノルウェー勢のトップだったロバート・ヨハンソンは13位だった。

58人の選手が参加した今回の予選で、ドイツからは他にもピウス・パシュケ(25位)とコンスタンティン・シュミード(26位)が本戦進出を決めた。

 

エストニアのアルティ・アイグロは健闘の20位となった。同じような成績を明日の本戦でも出せれば、エストニアにとって貴重なワールドカップポイント獲得となる。アイグロはこれまでに1度、トップ30に入っている(2018年11月ルカ戦)。

Noriaki Kasai beantwortet nach seinem Sprung Fragen der Journalisten

 

デシュヴァンデン転倒で緊張の瞬間
スイスのグレゴア・デシュヴァンデン(29歳)が転倒し、一瞬場が凍りついたが、大事にはならなかったようで、予選も通過した。

「なんで転倒したのか自分でも分からなかった。今晩、じっくり分析するつもり」とデシュヴァンデンは話した。

 

前日のトレーニング中にも、オーストリアのグレゴア・シュリレンツァウアーが転倒した。W杯最多優勝記録保持者のシュリレンツァウアーは、それでも今日の予選で28位になり、土曜の本戦進出を決めた。

 

葛西紀明、厳しい結果
人気者のベテラン葛西紀明だが、札幌第1戦の予選ではチャンスをつかめなかった。3人の選手が失格となり、葛西は最下位の55位だった。

ヘッドコーチの宮平秀治が率いる日本チームでレジェンド葛西は、強くなっている若手に場所を奪われていく覚悟をそろそろ固めなくてはいけなくなりそうだ。日本の若手は葛西が出場権を掴むには強すぎる結果を出した。日曜に行われる第2戦の予選に葛西が出ることができるのか、まだ分からない。

 

葛西紀明:これまでの成績 >>

 

日本チームからは、小林陵侑の他に、佐藤慧一が8位、佐藤幸椰が18位、小林潤志郎が22位、中村直幹が23位、栃本翔平が34位、二階堂連が38位、竹内択が40位、岩佐勇研が45位で本戦進出を決めた。


ワールドカップ札幌大会の第1戦は、2月1日(土)8:30(日本時間16:30)から開催される予定だ。


公式リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
141.5m
Kobayashi, Ryoyu (JPN)
最短ジャンプ
71.0m
Boyd-Clowes, Mackenzie (CAN)
平均飛距離
116.4m
K点越えジャンプ
49.4%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
5
Österreich
Deutschland
Slowenien
Japan
Sato, Yukiya
07.12.19
Nizhny Tagil
Japan
29.12.19
Kobayashi, Ryoyu (JPN) Oberstdorf