01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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1月26日(日)の晩に行われたワールドカップ男子ザコパネ大会(ポーランド)の第2戦でカミル・ストッフ(ポーランド)が優勝した。五輪金メダル3冠のストッフは、ホームゲームで137.5mと140m(合計295.7ポイント)のジャンプを決めて、オーストリアのシュテファン・クラフト(136mと138m、計290.6ポイント)を2位に、ダヴィド・クバツキー(140mと133m、計287.8ポイント)を3位に抑え勝利を掴んだ。ドイツ勢のトップだったシュテファン・ライエは僅差で表彰台入りを逃した。
昨日の引き続き2万5千人の超満員となったザコパネの会場で、今日の試合最後のジャンプを終え最終結果が特大スクリーンに「1位カミル・ストッフ、2位シュテファン・クラフト、3位ダヴィド・クバツキー」と映し出された時、果てしない歓声に包まれた。
前日(1月25日)の団体戦では5位に終わったポーランドだったが、今日の個人戦ではファンが切望したポーランド人選手の勝利という結果になった。
これまで好調だったダヴィド・クバツキーではなく、カミル・ストッフが最終的に優勝したのには皆が驚いたが、勝者本人もビックリした様子で、「とにかく想定外のことで、正直なところ言葉がみつからない。このスタジアムの盛り上がりが僕に翼を授けてくれた。これまでで一番エモーショナルな試合だった」と、 圧倒された様子でストッホはインタビューに答えた。勝利が決まった後、数分にわたってストッホはスタジアムのファンの喜びを分かち合った。
シュテファン・クラフトは、前日は背中の痛みで思うように行かなかったが、今日は回復を見せいつも通りの強さで2位につけた。
「僕の人生の中で最高の日と言って良いと思う。ザコパネで二人のポーランド人選手と共に表彰台に立てるなんて、とにかく凄いこと。ここの盛り上がりは信じられないぐらい」とクラフトは話した。
3位となったのは前半では首位につけていたダヴィド・クバツキーだった。クバツキーは、インタビューでヘッドコーチのミハル・ドレジャルに感謝の言葉を向けた。「今自分が好調に飛べているのは、ミハルのお陰だけでは無いけど、僕が常にもっと良くなろうと思って努力できたのは、彼の存在が大きい」とクバツキーは、今季からポーランドのヘッドコーチに就任したドレジャルについて語った。
シュテファン・ライエは引き続き相当な強さを見せているが、今回も初優勝はお預けとなった。ヴィリンゲン出身のライエがこれ程までに表彰台に迫ったのは快挙だった。1本目では2位につけていたライエだったが、2本目で134mを収めた後の成績はクバツキーにわずか1.3点差の4位だった。
カール・ガイガーは今日は5位でワールドカップ(W杯)個人総合首位の座を守ったが、チームメイトのライエについて「シュテファン(ライエ)が表彰台に上がるのは時間の問題。今日は本当に惜しかった」と話した。
ガイガーはW杯総合得点931ポイントで首位、シュテファン・クラフト(883ポイント)が2位、今日は7位だった小林陵侑が831ポイントで3位につけている。
ドイツ勢は、シュテファン・ライエとカール・ガイガーが4位・5位に並んだ以外にも、コンスタンティン・シュミードが11位、マルクス・アイゼンビッヒラーが12位、ピウス・パシュケが12位となり好成績を収めた。前日の団体戦で優勝したドイツは改めてチームの強さを見せた。
次のスキージャンプ男子のワールドカップは、来週末に2試合が予定されている札幌大会へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。