01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2試合が予定されているFIS(国際スキー連盟)ワールドカップ男子ティティゼー=ノイシュタット大会(ドイツ)で、1月18日(土)に第1戦が行われ、今季ジャンプ週間の覇者ダヴィド・クバツキー(ポーランド)が優勝した。クバツキーにとってはワールドカップ通算3勝目となり、今季2勝目だった。クバツキーに続き、2位はオーストリアのシュテファン・クラフト、3位は日本の小林陵侑だった。
世界選手権金メダリストでもあるクバツキーの勝利に、約1万人の観客が沸いた。クバツキーは、「今日はまるでホームゲームみたいだった」と、表彰式でポーランド国歌を一緒に歌ったポーランドの観客の盛り上がりを喜んだ。高めの気温と深刻な雪不足にもかかわらず完璧に整備されたノイシュタットのジャンプ台で、クバツキーは飛距離を140.5mと141m(今日の最長不倒)まで伸ばした。
今日の勝者クバツキーは、自分のジャンプの前にもファンからの応援に力をもらったようで、「この感動を沢山のポーランドのファンの人たちと一緒にこのジャンプ台で分かち合えて幸せ。今日、一番上に立つことができて嬉しいし、来てくれたみんなにとって良い経験になったなら嬉しい」と話し、「上のスタート地点に座っていると、声援が聞こえる。それでも集中力は切らせてはいけない。ファンが応援してくれるエネルギーを感じるのは素晴らしい気分」と喜びを伝えた。
シュテファン・クラフトは先週末のプレダッツォ大会で2試合連続で2位になっていたが、今日も再び2位入賞となった。
クラフトは、「風のことで言えば、今日はとてもフェアだったし、天候条件は完璧だった。このところ暖かさにも関わらず、ジャンプ台は完璧に整備されていた。僕にとっては本当に良い試合だった。2本目のジャンプは恐らくここでの一番のジャンプだった。1本目ではサッツが少し遅れてしまったけど、それでもとても上手くいった」と話した。
クラフトにわずか0.9点差で小林陵侑が3位につけた。小林はプレダッツォ大会では一旦不調を見せたものの、今回、再びワールドカップ(W杯)総合首位を巡る闘いに肉薄してきた。
小林陵侑は、「今日のサッツはあまり上手くいかなかったけど、飛行中に結構取り戻すことができた。3位に入賞できて嬉しい。今日はスキージャンプ日和だったし、楽しむことができた。明日はもっと上手くできるように頑張りたいし、試合を楽しみにしている」と、インタビューに答えた。
ティティゼー=ノイシュタット大会の特別ランキング「ノイシュタット5」の総合成績では、小林陵侑が首位で、2位のダヴィド・クバツキーに5.7点差、3位のシュテファン・ライエ(ドイツ)に9.7点差となっている。
ドイツ勢のトップだったのはシュテファン・ライエで5位だった。ヴィリンゲン出身で、黒い森地方に拠点を置いているライエは、本当はもっと上を狙えたはずだった。ライエは1本目では2位につけていたが、2本目では134.5mと伸び切らず、5位に甘んじることになった。だが28歳のライエは現在好調で、初優勝も遠くないかもしれない。
ドイツの若手コンスタンティン・シュミードは、ライエと同点で健闘の5位だった。
ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデが7位、その後にはポーランドの二人カミル・ストッフとピオトル・ジーワが8位・9位に並んだ。
ノイシュタットのジャンプ台に最初から苦戦しているドイツのカール・ガイガーは12位だった。
しかし、W杯総合首位の座は引き続きガイガーが守っている。オーバーストドルフ出身のガイガーが841ポイントで総合首位、2位はシュテファン・クラフト(779ポイント)、3位には小林陵侑(715ポイント)が続いている。
今日優勝したダヴィド・クバツキーは664ポイントで総合4位につけている。
W杯ティティゼー=ノイシュタット大会の第2戦は、1月19日(日)15:15(日本時間23:15)から開催される予定で、その前にはがトライアルラウンドが行われる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。