We use cookies to give you the best possible user experience and to integrate social media. プライバシーポリシー

W杯女子蔵王団体戦 オーストリア圧勝、日本2位

作成: 18.01.2020 10:35 / sk
1
Österreich
889.4
2
Japan
749.0
3
Norwegen
748.6

1月18日(土)、ワールドカップ女子蔵王大会で団体戦が開催され、オーストリアチームがダニエラ・イラシュコ=シュトルツ、マリタ・クラーマー、キャラ・ホルツル、エヴァ・ピンケルニッヒの4人で臨み優勝した。2位は日本、3位はノルウェーだった。ドイツ女子は6位だった。

 

大方の予想通り、今シーズン初の団体戦で、オーストリア女子が圧勝した。最終的に差は歴然で、合計得点889.4ポイントのオーストリアチームに、2位の日本は140点以上もの点差をつけられた。ヘッドコーチのハリー・ロードラウアー率いるオーストリア女子チームの活躍ぶりは際立っていた。そのオーストリア勢の中でも、前日の個人第1戦で優勝したエヴァ・ピンケルニッヒがトップの成績を収めた。ピンケルニッヒは19日(日)に予定されている蔵王大会の3試合目となる個人戦でも優勝を最有力視されている。

 

2位入賞を喜ぶ日本チーム

伊藤有希、丸山希、高梨沙羅、勢籐優花の4人で臨んだ日本チームは、2位入賞を果たした。高梨沙羅を筆頭にした日本女子は、迫るノルウェー勢との差を守るため、必死に戦わなくてはならなかった。全8本のジャンプの後、日本と3位のノルウェーとの差はわずか0.4ポイントだけだった(日本チーム合計749.0ポイント、ノルウェーチーム748.6ポイント)。

 

復調のルンビュ

平昌五輪金メダリストのマーレン・ルンビュは、トレーニングと金曜の個人第1戦では、この蔵王のジャンプ台(ヒルサイズ102m)に苦戦していた様子だったが、今日は96mと98mの強いジャンプを見せ、日曜の最終戦への自信をつけた。今日のルンビュの活躍を見ると、日曜はまた表彰台入りも期待して良さそうだ。

 

好調のロシア

ロシアチーム(イルマ・マキニア、リディア・ヤコブレワ、ソフィア・チコノワ、イリーナ・アワクモワ) は好調の4位だった。ロシアチームは表彰台へも手が届きそうだ。

 

不調のドイツ

ドイツ女子は、今シーズンが始まって以来、思うような成績が出せないでいるが、蔵王戦でもそうだった。ユリアーネ・サイファート、セリーナ・フライターク、アグネス・ライシュ、カタリーナ・アルトハウスの4人で臨んだドイツチームは最終的に6位となった。アンドレアス・バウアー率いるドイツチームは、5位のスロベニアに約50ポイントも引き離された。怪我で欠場しているカリーナ・フォクトとラモーナ・シュトラウプが居ないのがチームの痛手となっている。

 

ポーランド、ポイント獲得

コーチのルカシュ・クルチェクが率いるポーランド女子スキージャンプチームにとっては順位ではなく、スタートできたことが重要だった。キンガ・ライダを筆頭にした出来たばかりのポーランドチームが8位となり、ワールドカップポイント50点を加算できたのは、素晴らしい成功と言えるだろう。

 

1月19日(日)に行われるワールドカップ女子蔵王大会の3試合目は再び個人戦で、予選は6:45(日本時間14:45)から、本戦は8:00(日本時間16:00)から開催される予定だ。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。