01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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イタリア・プレダッツォで開催されたワールドカップ男子ヴァル・ディ・フィエンメ大会で、ドイツ・オーバーストドルフ出身のカール・ガイガーが25時間のうちに2勝を飾った。1月12日(日)、プレダッツォのジャンプ台(ヒルサイズ104m)で行われた第2戦で、ガイガーは107mと103.5mのジャンプを飛んで合計285.2ポイントを獲得した。2位と3位も前日と同じくオーストリアのシュテファン・クラフト(103.5mと101m、計280.5ポイント)とポーランドのダヴィド・クバツキー(102.5mと101m、計278.2ポイント)だった。
29歳のガイガーにとっては、ワールドカップ(W杯)通算4勝目となり、今季では2勝目だった。
ガイガーは、「素晴らしい週末だった。僕にとって、とても特別な大会になった。今週末に2勝を挙げられたというのは凄い成績。最近の試合では本当に好調だったし、集中力も保つことができた。一つ一つの試合が大事だと思っているから、焦点をぶらさずに自分のベストを尽くしたい」と話し、プレダッツォで自分の予想も上回る成果を挙げられたことを喜んで、「2試合とも勝てるとは思っていなかった。ただ良いジャンプを見せたいと思っただけ」と付け加えた。
シュテファン・クラフトも今日の成績にかなり満足な様子で、「この結果を出せてとても嬉しい。今週末はほとんどパーフェクトだったと言って良い。本当に良いジャンプを収めることができた。カール・ガイガーはもの凄く強かったけど、自分で満足している。ラージヒルで飛ぶのが待ちきれない。ラージヒルの方が得意だということをそこで見せられたら嬉しい」と話した。
土曜の第1戦と同じだったのは表彰台に上がった3人だけではなく、ポーランドのカミル・ストッフも4位となり、前日と同じ成績を収めた。
今日はストッフと同点でピオトル・ジーワも4位となり、ポーランドから3人目の上位入賞となった。ヘッドコーチのミハル・ドレジャル率いるポーランドチームにとって素晴らしい成績となった。
ダヴィド・クバツキーは試合後のインタビューで「今日の試合も、とても高レベルだった。昨日より良い結果が出せるように自分の最善を尽くした。自分では昨日より少し良くなったと思っているけど、昨日より上の成績を出すことはできなかった。それでもこの成績を出せて、また表彰台に立つことができて嬉しい。僕のすぐ後ろにチームメイトが続いてくれたのは素晴らしいし、嬉しい」と語った。
6位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングだった。7位には同点でスロベニアのペーター・プレウツと、ノルウェーのマリウス・リンドヴィクが並んだ。
9位はスロベニアのアンツェ・ラニセク、10位は日本の佐藤幸椰で、トップ10に更なる3カ国からの選手が入った。
土曜にW杯総合首位に浮上したガイガーは、日曜にも優勝したことで更にその座を強固なものにした。現在、ガイガーが819ポイントでW杯総合1位、シュテファン・クラフト(699ポイント)が日本の小林陵侑(655ポイント)を抜かして2位につけた。
小林陵侑は、前日の第1戦と同様に、プレダッツォのノーマルヒルに合わせることができず、25位に終わった。
ワールドカップ男子は、ドイツ黒い森地方で開催される来週末のティティゼー=ノイシュタット大会へと続く。ティティゼー=ノイシュタット大会では個人戦が2試合予定されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。