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知っていたらもっと面白い! W杯ルカ大会:注目データ

作成: 27.11.2019 11:08 / sk

ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)

- 先週末(11月24日)、ポーランドのヴィスワで開催されたワールドカップ(W杯)開幕・個人戦でダニエル=アンドレ・タンデが優勝した。タンデにとってW杯通算16勝目となった(個人戦6勝、団体戦10勝)。
- もしタンデが11月30日(土)のルカ個人戦で優勝できれば、ノルウェー人ジャンパーとして初めてW杯シーズン開幕から最初の2試合で連続優勝を遂げる快挙となる。
- これまでルカ戦で優勝したことのあるノルウェー人ジャンパーはビョルン・アイナー・ルメレン(2009年11月28日)とシグール・ペテルセン(2003年11月30日)の二人だけだ。

(ちなみにビョルン・アイナー・ルメレンは癌であることを公表しており、良くなることを祈るばかりだ。)

 

小林陵侑
- 昨シーズンのスキージャンプW杯ルカ大会の2試合は小林陵侑が優勝した。その勝利が小林陵侑にとって初のW杯優勝だった。このルカ大会から小林の圧倒的な連勝が始まり、2018/19シーズンの最後には堂々のW杯個人総合優勝を飾った。
- スキージャンプW杯ルカ大会で小林陵侑(2勝)より多くの勝数を挙げているのは、スイスのシモン・アマン(3勝)だけだ。
- 日本の男子ジャンパーの中で小林陵侑(13勝)より多くのW杯通算勝数を挙げているのは葛西紀明(17勝)と船木和喜(15勝)の二人だけだ。
- W杯ルカ大会で日本のスキージャンパーはこれまでに全4勝を挙げている。そのなかの1勝は葛西紀明が2014年11月29日に収めた。今のところ、このルカ大会の勝利が葛西の最近のW杯優勝となっている。

日本勢より多くW杯ルカ大会で優勝しているのは、オーストリア(5勝)とスロベニア(5勝)だけだ。

 

オーストリア
- 先週末(11月23日)に行われた今季最初の団体戦(ヴィスワ戦)ではオーストリアチームが優勝した。しかし最近の個人戦3試合(昨季のファイナル・プラニツァ2試合とヴィスワでの1試合)でオーストリアからトップ10に入った選手はいない。
- オーストリア人ジャンパーが個人戦連続3試合でトップ10に誰も入れなかったのは初めてのことだ。
- これまでのW杯ルカ大会でオーストリア人ジャンパーは5勝を挙げている。最近でオーストリア人がルカ戦で優勝したのはグレゴア・シュリレンツァウアー(2013年11月29日)となっている。
- 最近でオーストリア人が挙げたW杯12勝は全てシュテファン・クラフトによるものだった。シュテファン・クラフト以外で最近優勝したオーストリア人選手はミヒャエル・ハイボックだ(2016年12月17日スイス・エンゲルベルク戦)。

 

その他の選手
- ポーランドのカミル・ストッフはW杯通算33勝で、イェンス・ヴァイスフロッグ(ドイツ)と同数でW杯男子個人戦勝数ランキングで歴代5位につけている。グレゴア・シュリレンツァウアー(53勝)、マッチ・ニッカネン(フィンランド、46勝)、アダム・マリシュ(ポーランド、39勝)、ヤンネ・アホネン(フィンランド、36勝)が彼らより多くの個人戦勝利を挙げている4人だ。
- ストッフは最近の3シーズンにわたってW杯個人戦で最低1勝を挙げている唯一のスキージャンパーだ。
- ポーランドのスキージャンパーがルカ大会で表彰台に上がったことは6回あるが、優勝した選手はまだいない。

 

ドイツ勢の勝者はただ一人
- これまでにクウサモのルカトゥントゥリ・ジャンプ台でW杯優勝を飾っているドイツ人ジャンパーは、セヴェリン・フロインドただ一人だ。フロインドは2勝を挙げている(2012年12月1日、2016年11月26日)。

 

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