01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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2019年FIS(国際スキー連盟)グランプリ・クルシュベル大会(フランス)で、8月10日(土)の晩に個人戦が行われ、スロベニアのティミ・ザイツが優勝した。難しい条件の中、ザイツは131.5mと133.5mのジャンプで合計277.6ポイントを獲得して勝利を決めた。2位はノルウェーのロバート・ヨハンソン(273.1ポイント)、3位は日本の中村直幹(269.5ポイント)だった。
2019年FISグランプリの第3会場となったフランス・クルシュベルでは、コロコロ変わる風が吹き、審判団にとっても選手にとっても難しい試合となった。風の状況に合わせて審判団は何度もゲートの変更を行った。風はめまぐるしく変化したが、最終的にはティミ・ザイツが文句なしの勝者として表彰台の一番上に上がった。
ポーランド・ヴィスワでのグランプリ開幕戦で既に優勝しているザイツ(19歳)にとって、これでグランプリ2勝目となった。グランプリ総合成績でザイツは200ポイントとなり、ドイツのカール・ガイガー(172ポイント)を2位、ロシアのイエフゲニー・クリモフを3位に抑えている。
「特に今日の2本目はうまくいったし、優勝できてとても嬉しい。総合首位として参戦するのは当然素晴らしいことだから、今は次のザコパネ大会を楽しみにしている」とザイツは試合後のインタビューに答えた。
1992年にオリンピックの舞台となったクルシュベルのジャンプ台で、ノルウェーのロバート・ヨハンソンは既にトレーニングと予選の時点でこの台との相性の良さを見せていた。1回目ではヨハンソンは首位に立っていた程で、最終的に健闘の2位入賞を喜んだ。
フランプリ初表彰台入りを決めたヨハンソンは、「もっとひどい風の条件になると思っていたから、逆にそれ程悪くなくて驚いた。今日の結果は、練習の成果が出ているのと、正しい方向に向かっているというの示しているからとても満足している」と話した。これまでのヨハンソンの最高成績は2017年クルシュベル戦での7位だった。
日本の中村直幹は、「グランプリで初めて表彰台に上がれて、もの凄く嬉しい。心拍数がまだ200ぐらいある感じがしている。本当に嬉しい」と、喜びを伝えた。この夏、中村は既にコンチネンタルカップ・シュチンスク大会(カザフスタン)で表彰台に上がっており、好調さを見せていた。
スロベニアのティレン・バルトルが4位、ロシアのイエフゲニー・クリモフが5位、ポーランドのヤクブ・ヴォルニとマチェイ・コットが6位・7位に並んだ。
ドイツ勢のトップだったのは、8位のカール・ガイガーだった。
オーストリアのフィリップ・アッシェンヴァルト(23歳)はトップパフォーマンスを見せた。135.5mと135mのジャンプで堂々の好調さを見せたが、1本目の着地後にミスをして上位入賞のチャンスを逃し、最終的には22位に終わった。
カナダのマッケンジー・ボイド=クローズとカザフスタンのセルゲイ・トカチェンコは失格となった。
男子グランプリは、2試合が予定されいている来週末のポーランド・ザコパネ大会へと続く。
女子は、来週末にチェコ・フレンシュタットで2019年グランプリの最終戦が行われることになる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。