01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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国際スキー連盟(FIS)ワールドカップ女子ニジニ・タギル大会(ロシア)で、第1戦での優勝から24時間後の3月17日(日)、ドイツ・ルーラ出身のユリアーネ・サイファートがヒルサイズ97mのジャンプ台の第2戦でも優勝した。29歳のサイファートは、97mと95mのジャンプで合計230.3ポイントを獲得して、前日同様ノルウェーのマーレン・ルンビュ(92mと90m、計221.1ポイント)を2位に抑えて2連勝を飾った。3位はドイツ・オーバーストドルフ出身のカタリーナ・アルトハウスだった。
ユリアーネ・サイファートは、ワールドカップ(W杯)通算3勝目を飾り、現在の好調さを再度証明した。前半で既に2勝を決めたサイファートは、来週末にチャイコフスキーでの2試合が残されている「ブルーバード・ロシアツアー」総合で優勝候補と見られる。
「ここニジニ・タギルで2勝目を挙げられることができて、すごく嬉しい。ここのジャンプ台が特別自分に合っている感じがする。それでも、このノーマルヒルで、これだけ上手くできるなんて、自分でも本当に驚いた。ブルーバードツアーの総合成績についてはまだ全然考えていない。でも、チャイコフスキーのジャンプ台とも相性が良いから、次の2試合をとても楽しみにしている」とサイファートは説明した。
2位入賞のマーレン・ルンビュは、ブルーバード・ロシアツアーの総合優勝をめぐる闘いで、首位のサイファートに引き続き一番迫っている選手だ。
「今日は素晴らしい試合だった。また表彰台入りを果たせて嬉しい」とマーレン・ルンビュは2位入賞を決めた後に話し、「ユリアーネ(サイファート)は今とにかく私より強くて、勝つべくして勝った。まだまだ改善すべきことはあるけれど、チャイコフスキーでのシーズンファイナルまで少し休みたい。火曜のペルミでのバレエも満喫したい」と続けた。
土曜の第1戦では4位だったカタリーナ・アルトハウスだが、今日は3位で再び表彰台に戻ってきた。
アルトハウスは、「今日また表彰台入りが果たせてとても嬉しい。ルームメイトのユリアーネが、ここで2連勝できたことも嬉しい。私達のチームがこんなに強いのは素晴らしいこと。今は皆がチャイコフスキーの試合と、火曜のペルミのバレエを楽しみにしている」と話した。
スロベニア勢のトップは、またも19歳のニカ・クリツナーで4位だった。ウルサ・ボガタイも6位で好成績を収めた。
オーストリアは、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツが不在の中、キャラ・ホルツルとエヴァ・ピンケルニッヒが7位・8位に続いた。
オーストリアのヘッドコーチ、ハリー・ロードラウアーは、「今日も昨日も二人は好成績を収めたとは言え、ここニジニ・タギルで私達は、もうちょっとポイントを稼げたはず。キャラ・ホルツルは昨日の(第1戦の)予選で1位になったし、今日のトライアルラウンドでは2位だった。それなのに、試合では全力を尽くしたのにも関わらず、同じようにはいかなかった。来週末のワールドカップ・ファイナルでは、また上位を狙いたい」と意欲を示した。
日本チームからは、高梨沙羅が5位、伊藤有希が10位、丸山希が12位、勢籐優花が18位、岩渕香里が27位に入った。
今日の試合も、開催国ロシアにとっては、思ったような展開にはならなかった。今日のロシア勢トップは11位のソフィア・チコノワ、アレクサンドラ・クストワは14位だった。
ブルーバードツアーの総合成績では、全4試合のうちの2試合が終わった現時点で、ユリアーネ・サイファートが482.9ポイントで首位、2位はマーレン・ルンビュ(466.6ポイント)、3位はカタリーナ・アルトハウス(447.9ポイント)となっている。
W杯女子個人総合成績では、マーレン・ルンビュの総合優勝が既に決まっている。今季も残すところあと2試合となった現在、ルンビュは合計1,773ポイントを獲得している。W杯総合2位・3位にはドイツのカタリーナ・アルトハウス(1,268ポイント)とユリアーネ・サイファート(1,271ポイント)が続いている。
女子ジャンパー達は3月18日(月)に、ニジニ・タギルから6時間かかるチャイコフスキー(ロシア)に電車で移動する。
そして22日(金)には、チャイコフスキーでの公式トレーニングと予選が、23日(土)と24日(日)にはブルーバードツアーの最後の2試合が行われる予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。