01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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ノルウェーのマーレン・ルンビュは、3月14日(木)に行われた国際スキー連盟(FIS)ワールドカップ女子トロンハイム大会(ノルウェー)で快勝を決めて、第1回レディースRAW AIR(ローエア、ノルウェーシリーズ)の総合優勝を飾った。RAW AIR総合2位・3位にはドイツのカタリーナ・アルトハウスとユリアーネ・サイファートが並び、今日のトロンハイム戦の2位と3位はユリアーネ・サイファートとオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒだった。
絶好の条件に恵まれた、ヒルサイズ138mのトロンハイム・ラージヒルで、ルンビュは133mと133.5mまで飛距離を伸ばし、合計274.1ポイントを獲得した。2位のユリアーネ・サイファートには13.1点もの差をつけて勝利を掴んだ。
女子スキージャンプ史上最高額の3万5千ユーロの賞金を獲得したルンビュは、「RAW AIRは本当に大変。でも今はトロンハイムで総合優勝を飾ることができてものすごく嬉しい。RAW AIRでの優勝は世界選手権ゼーフェルト大会のメダルと共に、この冬の二大目標だった。このノルウェーツアーは大きなプレッシャーと長距離移動で本当に過酷。この勝利は一生忘れない。RAW AIRが大好き。今度は次のブルーバード・ロシアツアーで勝てるように頑張る」と話した。
再び好調のサイファート
29歳のユリアーネ・サイファート(ドイツ)は、2回目のジャンプで今日の最長不倒である137.5m(ヒルレコード)を決めて2位に入り、RAW AIR総合では4位から3位に順位を上げた。
第1回女子RAW AIRで目を見張る活躍をしたのはオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒだった。30歳のピンケルニッヒは、RAW AIRツアーの間にどんどん調子を上げて、リレハンメル戦とトロンハイムでの最終戦でそれぞれ3位に入賞し、素晴らしい成績を収めた。RAW AIR総合成績では、チームメイトのダニエラ・イラシュコ=シュトルツに続く5位となった。今は、ロシアでの4試合を残すばかりとなった今シーズンだが、ピンケルニッヒの更なる活躍が期待される。
ピンケルニッヒは、「今は力まずに、もの凄く楽しく飛ぶことができている。特にラージヒルが好きだし、とにかく満喫している。今は次のニジニ・タギル大会を楽しみにしている。そしてチャイコフスキーで上手くシーズンファイナルを迎えたいと思っている。ロシア大会でもこの調子でいけば嬉しい」と話した。
今日のトロンハイム・ラージヒル戦で日本チームからは、高梨沙羅が6位、伊藤有希が9位、丸山希が19位、勢籐優花が21位、そして岩渕香里が26位に入った。
RAW AIR総合では、日本勢トップが6位の伊藤有希、7位に高梨沙羅が続き、17位・18位に勢籐優花と丸山希が並び、25位が岩渕香里、37位は大井栞だった。
「ブルーバードツアー」の名のもとに、今週末のニジニ・タギル戦と再来週末のチャイコフスキー戦のロシアシリーズが組まれ、世界トップの女子ジャンパーがシーズン終盤を盛り上げることになる。
早くも明日3月15日(金)の朝9:00には、女子ジャンパー達はチャーター機でトロンハイムからロシアへと向かうことになっている。そして、16日(土)にはニジニ・タギルでブルーバード・ロシアツアーが開幕となる。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。