01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ワールドカップ男子オスロ大会(ノルウェー)で、3月9日(土)に団体戦が行われたが、悪天候のため1本目の成績だけで順位が決まり、ノルウェーチーム(ヨハン=アンドレ・フォアファング、ロビン・ペデルセン、マリウス・リンドヴィク、ロバート・ヨハンソン)が合計469.8ポイントで優勝した。ホルメンコーレンジャンプ競技場は今日、悪天候に見舞われ、審判団はファーストラウンドが終わった後に、2本目の中止を決断することになった。
2位は日本(佐藤幸椰、葛西紀明、小林潤志郎、小林陵侑、計456.8ポイント)、3位はオーストリア(ミヒャエル・ハイボック、マヌエル・フェットナー、フィリップ・アッシェンヴァルト、シュテファン・クラフト、計454.4ポイント)だった。
9日(土)のオスロ団体戦は、第3回となる「RAW AIRノルウェーツアー」の開幕戦として期待されていた展開にはならず、度々中断された上、二人が転倒し、最終的には誰にとってもあまり嬉しいものにはならなかった。
好調のロバート・ヨハンソンを擁するノルウェーチームは今日も勝つべくして勝ったと言えるが、ノルウェーのマリウス・リンドヴィクと、ドイツのシュテファン・ライエが転倒したことで苦い後味が残った。
ヨハンソンは素晴らしい飛翔を144mまで伸ばし、これまでのヒルレコード(オーストリアのアンドレアス・コフラーが2011年に立てた141m)を塗り替えた。
ヨハンソンは夢のような飛翔を決めた後、「ジャンプしている間、もしかしたら着地できないんじゃないかと一瞬思った。ここホルメンコーレンジャンプ台のヒルレコード保持者になれるなんて本当に特別なこと」説明した。「僕達のチームにとって素晴らしい成功で、これ以上ない程のRAW AIR開幕となった」と平昌冬季五輪の団体戦金メダリストでもあるヨハンソンは話した。
前日の予選で1位になった上、今日のジャンプで新記録を立てたリレハンメル出身の28歳、ヨハンソンは、全15本のジャンプの成績で決まるRAW AIR総合得点で、2本目が終わった今、優勝を最有力視されている日本の小林陵侑に20点以上の差を広げて首位につけている。
小林陵侑は、「今日はもの凄く難しいコンディションだったけど、幸いなことに自分のジャンプにだけ集中することができて、とても良いジャンプができた。日本チームにとって2位入賞は素晴らしい成績」と話した。
3位はオーストリアチームだった。今日の大部分の選手が同じような状況に置かれたものの、難しいコンディションの中で苦戦したシュテファン・クラフトは、「決して普通だったとは言えない。ジャンプするのが、もの凄く難しかった」と語った。
優勝の期待がかかっていたポーランドとドイツだったが、それぞれ4位と5位で表彰台入りも逃した。
ドイツのシュテファン・ライエはジャンプの後にひどく転倒し、着地後にランディングバーンに顔面をぶつけた。ライエは顔にかすり傷を負い、右足首の痛みを訴えている。
先日のノルディックスキー世界選手権で金メダルを獲ったドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーは、「下で向かい風に見舞われたら斜面に叩きつけられる」と今日の試合の問題点を解説した。
アイゼンビッヒラーは今日の試合を終えた時点で、RAW AIR総合で上々の3位につけている。
その後の4位から6位には、シュテファン・クラフト、ダヴィド・クバツキー(ポーランド)、ティミ・ザイツ(スロベニア)が続いている。
オスロ大会男子個人戦は、3月10日(日)14:30(日本時間22:30)から開催されることになる。予報によると、今日よりは良い天気に恵まれそうだ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。