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W杯女子リュブノ大会 高梨Vでルンビュの連勝ストップ

作成: 10.02.2019 17:02 / sk

高梨沙羅が今シーズン初優勝を飾った。2月10日(日)、かなり難しい試合となったワールドカップ女子リュブノ大会(スロベニア)の個人第2戦で、高梨沙羅がノルウェーのマーレン・ルンビュを2位に、ドイツのユリアーネ・サイファートを3位に抑え勝利をつかんだ。

ワールドカップ(W杯)女子リュブノ大会の最終戦となる3試合目は強風に悩まされた。
くるくると変わりやすい風のため、まずは予選が途中で中止となり、本戦1本目は59人の全選手によって行われた。その後も2ラウンドとも難しい風が吹き、何度もゲートが変更され遅れが出た。


しかし高梨沙羅は、外部の状況に左右される様子もなく、W杯通算56勝目となる勝利を挙げた。22歳の高梨は89.5mと82.5mの飛距離で、マーレン・ルンビュ(82.5mと85m)とユリアーネ・サイファート(85mと86m)を抑えた。

高梨は、「今シーズンに入って、やっと優勝することができてとても嬉しい。今日は厳しい長い一日だったけれど、自分の技術面に集中できるよう心がけた。支えてくれているファンの皆さんとチームの皆に感謝の気持ちを伝えたい」 と待望の勝利を挙げた後に話した。

 

2位入賞のマーレン・ルンビュは、「今日の成績を嬉しく思う。2本の強いジャンプを見せることができたけれど、沙羅にはかなわなかった」と話し、「難しい日だったけれど、最終的に本戦2ラウンドを行うことができて良かった。審判団は素晴らしい仕事をしてくれた」と、ジュリーにも賛辞を送った。

 

高梨とルンビュと同様に、ユリアーネ・サイファートも好成績を収め喜びつつ、ホームゲームとなる来週末のオーバーストドルフ戦に意欲を見せた。「また表彰台に上がれてとても嬉しい。今日は2本の良いジャンプを揃えることができたと思う。厳しくはあったけれど、ジャンプ台は完璧に整備されていたし、ジュリーの素晴らしい働きもあった。来週末はラージヒルでジャンプできるのを楽しみにしている」と語った。

 

地元スロベニアのニカ・クリツナーが4位につけ、ロシアの二人リディア・ヤコブレワとソフィア・チコノワが5位・6位に並んだ。

 

W杯女子総合成績では、ノルウェーのマーレン・ルンビュ(1,168ポイント)が引き続き首位、2位にはドイツのカタリーナ・アルトハウス(943ポイント)、3位に高梨沙羅(806ポイント)が続いている。


ジャンプ女子のワールドカップは来週末(2/15〜17)のドイツ・オーバーストドルフ大会での2試合へと続く。
その後にはいよいよノルディックスキー世界選手権ゼーフェルト大会(オーストリア)が開催されることになる。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です

 

統計

最長不倒
95.0m
Kustova, Alexandra (RUS)
最短ジャンプ
55.0m
Norstedt, Astrid (SWE)
平均飛距離
76.8m
K点越えジャンプ
17.4%
ネーション数
17
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Russland
Takanashi, Sara
18.08.18
Frenstat
Japan
02.02.19
Kobayashi, Ryoyu (JPN) Oberstdorf