01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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スキージャンプ女子の2週間にわたる日本シリーズはノルウェーのワンツーフィニッシュで締めくくられた。国際スキー連盟(FIS)ワールドカップ女子蔵王大会の枠内で3試合目となる個人戦が1月20日(日)に行なわれ、オリンピック金メダリストのマーレン・ルンビュと、僅差で続いたチームメイトのアンナ=オディーヌ・ストロームが1位・2位を占めた。20歳のストロームにとっては初の表彰台入りとなった。3位はドイツのカリーナ・フォクトだった。
ルンビュはワールドカップ(W杯)通算15勝目への足場を既にファーストラウンドで固めていた。全選手のうち最高のジャンプ(96m、104.1ポイント)を決めて勝利に必要な点差を稼ぎ、2本目の安定したジャンプで優勝を確実に手に入れた。
「今日は私にとってもノルウェーチームにとっても素晴らしい日になった。アンナ(ストローム)がこの成功のためにどれだけ厳しい努力をしてきているかを知っているから、特に嬉しい。今日ここ蔵王で飛ぶのはとても難しかった。私の1本目はとても良かったけど、第2ラウンドでは霧が濃くて、ほとんど何も見えなかった。このような条件下でも試合を行うことができて、なおさら嬉しい」とマーレン・ルンビュは話した。
今日の試合までは、アンナ=オディーヌ・ストロームのW杯自己ベストは7位だった。そこから今日は2位にジャンプアップし、しかも一番上も狙えたかも知れないほどだった。最終的に、今日の勝者ルンビュにわずか1.3ポイント足りないだけだった。
「表彰台に上がったのは初めてで、まだ信じられない。もちろん、チームとしても本当に特別な日になった。ここ蔵王に来ると、簡単な時は一度もなくて、難しい条件になることは最初から想定してしている。でも、勝とうと思ったら簡単ということはそれこそ一度もなくて、最後は一番良いパフォーマンスをした人が抜きん出る」とストロームはインタビューに答えた。
カリーナ・フォクトも、今シーズン初の表彰台入りを果たして喜んだ。「今日やっと試合で2本良いジャンプを揃えることができた。トレーニング中にはだいたい上手くいくのに、札幌ではそれを試合につなげることができなかった。天候条件は簡単ではなかったけれど、蔵王では珍しいことではない。ジュリーは、この条件下で最大限フェアな試合ができるように素晴らしい仕事をしてくれた」と、ソチ五輪金メダリストのフォクトは説明した。
蔵王大会最終日でもオーストリア女子は、エヴァ・ピンケルニッヒが4位、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツが5位に入り、納得の出来を見せた。
高梨沙羅は6位、ロシアのアレクサンドラ・クストワが7位に入った。
W杯総合首位のカタリーナ・アルトハウス(独)にとっては、思ったような展開にはならなかった。アルトハウスは1本目では17位についていたが、ファイナルラウンドでは強いパフォーマンスを見せて8位にまで追い上げた。
W杯女子個人総合得点では、カタリーナ・アルトハウスが合計622ポイントで引き続き首位、2位はノルウェーのマーレン・ルンビュ(588ポイント)、3位にはオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(459ポイント)が続いている。
来週末(1月26日・27日)はルーマニア・ルシュノフでW杯女子の個人戦が2試合予定されている。