01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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ワールドカップ女子 蔵王大会(山形)の第2試合目となる団体戦は、その前の二日間とは打って変わって、青空が広がり、風の条件も良くなった中で開催された。集まった観客は、レベルの高い、手に汗握る試合を見ることができた。
前半戦では、強豪ドイツ女子チーム(ユリアーネ・サイファート、ラモーナ・シュトラウプ、カリーナ・フォクト、カタリーナ・アルトハウス)が、40点以上もの大差をつけて、オーストリアチーム(ジャックリーン・サイフリーツベルガー、エヴァ・ピンケルニッヒ、キヤラ・ホルツル、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ)を抑えて首位についていた。しかし最後はまたスリリングな展開となった。
全8本のうちの7本のジャンプが終わり、カタリーナ・アルトハウス(独)が飛ぶまでは、その差は9点にまで縮まっていた。ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)との一騎打ちとなったが、アルトハウスが最後のジャンプで優勝を確定した。
カタリーナ・アルトハウスは、「私達は素晴らしい団結力を持った素晴らしいチーム。今日はとても良いジャンプができて嬉しい。明日の個人戦でも、同じようなジャンプができると良いと思っている。今日の蔵王は、快晴で風も強くなくて素晴らしい一日だった。それでも簡単だったとは言い難いけど、フェアな試合だった」と試合の後のインタビューに答えた。
2位入賞となったオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒは、「今日は素晴らしかった。チームのみんなが、良いパフォーマンスを見せれれて、本当に満足している。天候条件は、日本ではいつもだけど、ちょっと風があった。でも良い試合だったし、ジュリーがフェアな試合ができるように、最大限の努力をしてくれた」と話した。
日本チームは、同じく好パフォーマンスを見せたノルウェー勢を抑えて、3位についた。
伊藤有希は、「とにかく今は万全の調子では飛べていない。チームのみんなの大きな支えがあって3位に入賞することができた」と、日本チームを代表して答えた。
スロベニア女子チームが5位、6位はロシアチームだった。
ハインツ・クッティン率いる中国女子チームは、もう少しの所で健闘の成績を残せそうだったが果たせなかった。全8本のジャンプのうちの7本が終わった時点では中国はまだアメリカを抑えて7位につけていた。しかし最後は結局アメリカにこされ、8位となった。
国別総合得点では、ドイツが計1,948ポイントでダントツの首位、2位はオーストリア(1,244点)、3位は日本(1,074ポイント)となっている。
ワールドカップ女子 蔵王大会の最後となる第3戦は、1月20日(日)8:00(日本時間16:00)から行なわれる予定だ。