01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
全リザルト » |
国際スキー連盟(FIS)ワールドカップ女子蔵王大会(山形)では3試合(個人2試合、土曜に団体1試合)が予定されているが、1月18日(金)午前中に第1戦が行なわれオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツが優勝した。35歳のイラシュコ=シュトルツは、93.5mと92.5m(合計205.2ポイント)のジャンプを収め、日本の髙梨沙羅を2位に、ドイツのカタリーナ・アルトハウスを3位に抑えた。
前日(1月17日、木曜)に予定されていた公式トレーニングと予選は、大雪と風のため、トレーニング1ラウンドしかできず、最終的に中止を余儀なくされたが、金曜の試合も難しい天候条件のもとで行なわれた。蔵王第1戦は接戦となり、最終的には優勝したイラシュコ=シュトルツと3位のカタリーナ・アルトハウスとの差は実に2点だけだった。
イラシュコ=シュトルツは、「今日優勝できてすごく嬉しい。今日の1本目は本当にうまくいったし、昨日のトレーニングよりずっと伸ばせた」と話した。前日のトレーニングでイラシュコ=シュトルツは、悪天候もあり、55.5mしか飛ばなかった。「普段だったらここ蔵王では安定した向かい風が吹いているけれど、今日はスキージャンパー泣かせの横風が、かなり強く吹いていた」と優勝後のインタビューに答えた。
高梨沙羅は2位入賞を果たして、ようやくひとつまた成功体験を積むことができた。
「技術的にも感触的にも今はあんまり良くないから、今日の結果は私にとって、とても大事だった。今回、この蔵王大会ではジャンプごとに良くなっている。今日の天候条件は決して簡単なものではなかったけれど、いつも自分のジャンプだけに集中できるように心がけている」と、2位入賞を決めた高梨沙羅は話した。
ノルウェーのマーレン・ルンビュは、2本目で今日の試合最高のジャンプ(99.5m)を見せたが、1本目で6位と出遅れたため、最終的に4位で、表彰台入りを逃した。
スロベニアのニカ・クリツナーは5位入賞で好成績を収めた。
ノルウェー・リレハンメル戦でワールドカップ初優勝を飾ったロシアのリディア・ヤコブレアは今日も6位で納得の出来を見せた。
ノルウェーのアンナ=オディーヌ・ストロームは7位だった。
今シーズンはこれまでに無い強さを見せているドイツのユリアーネ・サイファートは今日も8位で、引き続き好調であることを証明した。
日本チームからは、他に伊藤有希が9位、岩渕香里が15位、勢籐優花が19位、丸山希が24位、茂野美咲が28位に入った。
ワールドカップ女子個人総合成績では、引き続きドイツのカタリーナ・アルトハウスが首位、2位にはノルウェーのマーレン・ルンビュがついている。今日優勝したダニエラ・イラシュコ=シュトルツが3位に浮上した。ユリアーネ・サイファート(独)は総合4位に順位を落とした。
蔵王大会の団体戦は、1月19日(土)の9:00(日本時間17:00)から開催される。
そして20日(日)には個人戦がもう1試合行なわれる予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。